<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぽに子
性別:女
年齢:46
プロフィール:小・中学生の子どもがいる兼業主婦です。最近更年期のせいか不定愁訴が増えてきてしまいました。
パート主婦をしている私(46歳)の長女は、現在高校受験を控えた中3です。
長女は学習塾のような環境は合わないと言い、自宅学習で受験に挑むため、私もパートの仕事を昼間だけにして、夕方は長女の受験に付き合うようにしています。
長女自身も私のサポートが心強いようで、友だちにも「うちはお母さんが先生なんだよ」と自慢しているようです。
私は教職員の免許はありませんが、大学生時代に家庭教師や塾講師をしていた経験があり、勉強方法のアドバイスや受験対策もある程度まではできる自信があります。
連休中に夫の従兄弟(30代後半)で娘と同じ中3の息子がいるAさんが遊びに来ました。
連休中ですが受験生には関係がないので、私は長女の勉強部屋になっている部屋にこもって長女と一緒に過ごしていました。
その状況を見たAさんは「連休なのに一日勉強なんてかわいそう。少しは息抜きしたら?」と突然言いました。
言われた長女は「は?」というような顔をしています。
同じ受験生で塾通いしている子もたくさんいますが、連休は間違いなく講習があって塾に行っています。
それに勉強ばかりじゃなく、長女は読書したり好きなアニメを視聴したり適度に息抜きもしています。
Aさんの息子はスポーツができる子で、高校はスポーツ推薦を狙っています。
そのため受験勉強もそこそこに、スポーツばかりしています。
もし失敗した場合は、筆記のテストなので多少は勉強しておいたほうがいいとは思いますが、そこはAさんのお子さんの事情なので私は言いませんでした。
さらに、Aさんは明らかにバカにした顔でこう言いました。
「女の子にそこまで学力って必要かな? どうせ結婚したら仕事辞めるわけでしょう。あなた(私)だって大卒だけど、今はパートで働いているだけだし。そう考えたら無理せずに行ける学校に行ったほうが、時間もお金もむだにしないと思うけど」
長女は私の隣でそのAさんの発言を黙って聞いていました。
30代後半のAさんが言った「女の子に学力が必要か」という時代錯誤な発言にびっくりしすぎて、私は返す言葉もありません。
必要かどうかはAさんが決めることではなく、子ども自身が決めることだと思います。
ちなみに娘は受験で引退するまではスポーツをがんばっていましたが、文武両道で学校では上位の成績を収めています。
県内でも上位の公立高校が長女の第一志望なのですが、そこの高校を目指す理由は国立大学への進学率が高いからです。
きちんと娘が自分で決めた進路なので、私は最初は無理かなと思っていましたが、がんばって合格して欲しいなと応援していました。
Aさんの発言が頭にきましたが、同じように長女も怒り心頭だったようです。
「私の進路にケチを付けただけじゃなく、お母さんのことをバカにしたのも許せない!」
勉強部屋に戻った後、長女は私の分も怒っていました。
親娘で「絶対に合格して、AさんとAさん息子を見返してやろう!」と燃えています。
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