<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まるおじ
性別:男
年齢:53
プロフィール:専業主婦の妻と高校生、小学生の子ども2人の4人家族の父です。この春、4年近い単身赴任生活を終え、自宅に戻りました。
我が家には小学6年生の娘がいるのですが、近所に幼稚園のころから仲の良い同級生の友人がおり、その家とは家族ぐるみの付き合いを行っています。
その家のご主人の会社はIT化が進んでおり、新型コロナが流行し始めるとすぐに在宅勤務制度が導入され、2020年4月からは月に1日出社するだけの在宅勤務になったそうです。
ところが、話を聞くと、その会社の勤務管理は非常に緩く、定期的にメールで業務報告をする以外は本人任せになっているとのことでした。
このため、次第にみんなが勤務時間中にオンライントレードで小遣い稼ぎをしたり、勝手に出かけたりとやりたい放題になってきたそうです。
その家のご主人も最初は勤務時間中は真面目に仕事をしていたものの、いつ頃からか昼間からビールを片手に仕事をするようになりました。
半年もたつとメール報告の時間以外はドラマを見たりオンラインカジノをやったりと、自由を謳歌するようになったとのことでした。
一方、私は2021年の春まで単身赴任だったのですが、コロナが流行し始めた昨年春以降は思うように自宅に帰ることができなくなりました。
その上私の勤める会社はIT化が全く進んでいなかったため毎日事務所に出勤するしかなく、いつ自分も感染するかとヒヤヒヤしながら電車に乗る日々が続きました。
そして、ようやく単身赴任が終わって自宅に戻ることができてからも、相変わらず電車通勤...。
しかも、職場の別のフロアで感染者が出たため、無事だった私のチームに仕事が集中し、以前にも増して激務になってしまいました。
仕方がないとはいえ、優雅な在宅勤務を続けている娘の友人のご主人をうらやましく思いながら、理不尽な状況にモヤモヤしていました。
そんな7月の終わりごろ、その家の奥さんから私の妻に困った様子で連絡があったそうです。
何でも、ご主人はいつもの通り在宅勤務中にビールを飲みながら仕事をしていたのですが、そのまま寝てしまったそうです。
ところが、そのときに夏休み中の娘さんが仕事場にしていた書斎に入ってきて、興味本位でお父さんのパソコンをいじってしまったのだとか。
そして、それが原因で会社のシステムにトラブルが発生してしまったことから、ご主人の在宅勤務が取り消しとなってしまったとのことでした。
思わぬ形で天罰が下ったことを聞き、少し気持ちも晴れました。
しかし、そこまで緩くなくとも良いのでわが社も早く在宅勤務ができるようになって欲しい...。
というより、早くコロナが終息して、元通りの日常生活を送れるようになって欲しいと思うのでした。
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