「お父さん、あたしもつれてって」父の死に泣き続ける母。あれ? 家にいない...まさかね/なとみみわ

人気ブロガーのなとみみわさんが、義母の「ばあさん」(2018年、88歳で他界)の介護エピソードを中心に、ブログでは書ききれなかった話をご紹介します。

前回のエピソード:義母が「お世話になったね」と涙!? 「もうお迎えが来るモード」が面倒くさい...!/なとみみわ

十数年前、父は海で突然なくなりました。

釣りの最中、心臓発作をおこし海に落ちてしまったのです。

3月の日本海はまだまだ冷たく、そして波は荒い。

父は海が大好きで、毎日のように海に行っていました。

「父ちゃんは海が好きやさかい、海で死にたいわ」

生前そういっていたとおり、父が愛してやまなかった海は、父を連れ去ってしまったのです。

それから母は実家で一人暮らしをしておりましたが、2年ほど前から、ケアハウスに入居しております。

もうすぐお盆ですね。

今回は、父が亡くなった時のお話をしたいと思います。

「お父さん、あたしもつれてって」父の死に泣き続ける母。あれ? 家にいない...まさかね/なとみみわ 父の夢1a.jpg

いや、そんなまさかね...。

と、思いつつも慌ててサンダルをひっかけて外に駆け出しました。

【続きのエピソード】「いい人やったなぁ」亡き父を探して涙する母。一緒に悲しめる相手がいてよかった...

【最初から読む】義母に「せん妄」の症状が...!介護と同居は、ある日突然やってきた/なとみみわ

【まとめ読み】ばあさんとの介護の日々!なとみさんの記事リスト

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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なとみみわ

テレビ制作会社に勤務。子育ても終わり趣味であるマンガを描きつつイラストレーターに転身。Web、雑誌、書籍、ムック、広告等を中心に活躍

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『ばあさんとの愛しき日々』

(なとみみわ/イースト・プレス)

ガンコだけど可愛くて憎めない、なとみ家のばあさん。いつも笑顔とすっとぼけた言動で家族を楽しくふり回す毎日。そんなばあさんと暮らした楽しくってかけがえのない日々を、あたたかく描くコミックエッセイです。

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