このお話は約10年前を発端とする居酒屋で働く仲良し夫婦の元に起こった出来事です。
現在の私は離婚して一人暮らしをして近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
前回の記事:開店前の居酒屋で旦那が常連女性と密会!? のれんをくぐった先に見たものは.../オキガネ
週末のある日、私は偶然にもうちの旦那と常連の女性客が開店準備中の店内で一緒にいるところを見てしまった...。
「仕事も手につかない」とはこういう状態のことなんだと、実感せずにはいられない私でした。
私が浮気を疑っていることは旦那も薄々解っている様子でしたが、証拠が無くて追及されないのをいいことに自分から弁解しようとはしませんでした。
その日の仕事が終わり、私は旦那より先に帰りましたが、寝ることもできず一人悶々としていました。
どれくらいの時が経ったのか...階下で玄関の鍵を開ける音がして旦那が帰って来たことに気付きました。
そして自分の部屋 (夫婦の寝室でしたが、私はリビングで寝ています) に入ったであろうドアを閉めるパタンという音がしました。
私は意を決して真相を問いただそうと旦那が今入ったばかりの寝室に突撃しました。
すると、まだ帰ってから数分も経っていないのに旦那は大いびきをかきながら寝ています。
そのすぐ近くには開いたままの携帯が落ちていました。
旦那は携帯にロックしていなかったので容易に見ることができました。
そこには、その日店に来ていたあの女への甘~い甘~い台詞のおやすみメールがありました。
旦那は余程疲れていたのでしょう。
メールを打ち終えるとすぐ寝落ちしてしまったようです。
こちとら疲れていても苛立ちで眠れないというのに。
私は旦那の傍らに落ちていた携帯をそ~っと掴むと寝室を出て2階のリビングに戻り他のメールの内容も確認しました。
そこでは店が休みの日に二人で会っていた様子のやり取り等も見てとれました。
「私に対して結婚以来、いや結婚前でもこんなに甘い話し方した事あるかしら?」という位甘~い内容です。
しかもメールの最後の方では相手の女の身体を労るという徹底ぶり!
「このやり取りを証拠に残さねば!」と自分の携帯で写真を撮ろうとしましたが、手が震え過ぎてすべてが見事なピンボケでした(笑)
画像を転送するとか色々と方法はあったのでしょうが、当時の私はそういう操作にうとかったので画面を撮影するしか思い付かなかったのです。
さて、画像のピンぼけ(笑)はともかく旦那の浮気確定です!
次の日、旦那の携帯に女からであろうと思われるメールが来ました。
通知画面が見えただけで内容は詳しくわからなかったので、旦那がいない時を見計らって携帯を覗こうと思いました。
しかし、携帯を掴んだ瞬間旦那に見つかってしまいました。
慌てた私はとっさにトイレに駆け込んでドアを閉めようとしたのですが、旦那にドアを押さえられました。
「返せっ!」
力ではかなわずドアを閉めきれなかった私から旦那は携帯を取り上げました。
その時の旦那の顔といったら、普段のとても温厚な見た目からは想像できないくらいの恐ろしい顔でした。
その後、店なんて放って飛び出そうかと思いましたが、何とか仕事だけは続けました。
暫くは真っ赤に泣き腫らした顔が収まらなかったので、お客さんに気付かれないことを祈るばかりでした。
そのことがあってから、旦那はしっかりと携帯にロックをかけるようになりました。
今まで一度もロック等をかけたことがなく、面白いゲームをインストールした時など自由に使っていいよ、てな感じで私が旦那の携帯を勝手に使っていても何も言わなかったのに。
そしてその日から旦那は携帯を自分の近くから一時も手放すことはなくなりました。
それって...。
明らかに自分はやましいことしてるよと言っているようなものですが、旦那に自覚は無いのでしょう。
そうか、そちらがその気なら私にも考えがある!
私はある計画を実行する事にしました。
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