はじめまして。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
前回、二世帯住宅では実子が右から左に伝書鳩のように情報を伝達すると、余計な諍いを生むことを書きました。
前回の記事:「母さんが◯◯って言ってたよ」二世帯住宅では実子の"伝書鳩"にご用心!/斗比主閲子
今日は、私の姑がいかに強烈なキャラクターかを紹介します。
最初に申し上げると私の姑は美魔女です。
アラセブンティですが、美魔女です。
「いやいや、美魔女と言っても自称美魔女でしょう?」と思われるかもしれません。
姑が美魔女であるエピソードを紹介すると、つい5年ぐらい前は街を歩いていると20代ぐらいの男性からナンパされるぐらいでした。
黒髪ストレートでツヤツヤで、背筋はピンとしていて、体型も崩れていませんから、今でも後ろ姿だけならアラセブンティには見えません。
そして、まだ女であることを捨てていません。
舅のことは男性と見ていませんが、自分は世の男性から"女"として見られることを意識しています。
食事は大変気を遣っていて、もはや根拠がないことが分かっている1日30品目(※)を食べるようにしています。
30品目を実現させるために、単なるパスタでも具が多すぎてわけが分からなくなっています。
味噌汁はすべて具だくさんになります。
※1985年に当時の厚生省が食生活指針として掲げたもの。2000年に記載削除
肉は赤身メインで、脂肪があれば取り外します。
調理時には油をできるだけ使わないようにします。
ご飯はすべて五穀米です。
白米を食べているのはしばらく見たことがありません。
こうして、「私の口には合わない」食事ができあがっているわけです。
姑は運動もしています。
社交ダンスを長年続けていて若い人たちから精気を吸収しています。
そして、姑は元モデルです。
これらの情報を総合的に考えると姑は美魔女になるというわけです。
ご納得いただけたでしょうか。
単に綺麗なお姑さんであることが何が問題かといえば、もちろんそれだけでは私にはほとんど問題はありません。
問題は、姑の美魔女物語を私が聞かされることにあります。
上に書いたエピソードは何もわざわざ私が聞いたものではなく、すべて聞かされたものです。
20代ぐらいの男性からナンパされたことは何度か聞かされました。
女を捨てていないということも私が聞いたわけでもないのに、本人から私に言っています。
食事に気を使っているのは何度も何度も食事中に聞かされ続けています。
一緒に食事をする機会があると、周囲の人に"健康的な"食事の仕方のアドバイスという名の強制をするぐらいです。
私含めた家族がサラダを後で食べる、サラダにドレッシングをかけない、冷めた料理を電子レンジで温め直すなどなどを、姑の前でやらかすと厳しく指摘されます。
他の家族は半ば指摘されることを諦めていますが、私は食事中に食べ方指導をされるのは好きじゃないので(家が落ち着けない!)、姑とはできるだけ食事を一緒にしないように気をつけています。
社交ダンスのエピソードも体型の話題になるとすぐ出てきます。
モデル時代の話も結婚当初に聞きました。
何十年も前のおモテになったエピソードと、そしてなぜ舅と結婚することになったのかを長時間に渡って聞きました。
結婚前や二世帯住宅を始めた初期は、姑の話す内容に気になるところがあると「それってどういうことですか?」と質問していました。
質問は意図的にしていて、当時私は、「舅も、私のパートナーも、お義母さんの話を聞かなすぎじゃない? 話を聞かないとお義母さんは不満を溜め込んでしまうのでは??」と考えていました。
今となると、甘ちゃんですね。
結局、長い二世帯住宅生活の結果、今では姑との適度な距離感を覚えて、こちらからはあえて本人が"美"を語る場面には遭遇しないように気を付けています。
自分の愛するパートナーの親といっても、別に私とは長年一緒に暮らしていたわけでもなく、価値観も全然違いますからね。
二世帯住宅という物理的に距離が近い状態で、いかに"家族"である"他人"と距離を取るのかというのは、もっとも苦心したことの一つでした......!
【まとめ読み】二世帯住宅在住、富裕層! 斗比主閲子さんの記事リスト
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