母が乗った救急車の受け入れ先が見つからない...一睡もできなかった夜/あぽり

こんにちは、あぽりです。

夫と、大学生の息子と、高校生の娘の4人家族です。

私には、約1年以上前に倒れてから要介護1になった母がおります。

前回の記事:保険証はどこ!?母の誕生日は?救急隊の人に言われて大慌て/あぽり

前回、 几帳面な母が日頃から整理整頓をしてくれていたおかげで、必要な物を簡単に探し出せて助かった事を書きました。

今回は、病院へ搬送から一日目の終わりまでを書きます。

母が倒れたのは、1月。

この時期、救急車の出動率がとても高いのだとか。

今まで「お年寄りの方は、冬は注意」などと言われていてもピンと来なかったのですが、急激な気温の変化や血圧の変化など、血管や心臓に負担のかかる季節で危険がいっぱいなのだと痛感しました。

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救急車が受け入れ先の病院を一生懸命探してくれたのですが、時期が悪かったためどこも満床で断られてしまい、受け入れ先が見つかったのは、

なんと、救急車に乗せられてから1時間経った時でした。

こんなに時間がかかったら助かる命も助からないのではないか。

母はたまたまそれでも問題なかったけれど、搬送中に亡くなられる方も多いと聞いて、現実を目の当たりにした気がしました。

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そして、まず、1件目の病院へ 到着しました。

すぐに運び込まれ、精密検査を受けることになりました。

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私と夫と娘がこの時同行しましたが、一体この先どうなってしまうのか不安でたまらなかったので家族が一緒の時で良かったです。

この病院での検査時間、4時間もかかりました...。

15時半に発見して、病院に搬送されたのは17時。

そして、検査が終わったのが 21時です。

検査の結果、どうやら心臓に原因が ありそうだけど、この病院では心臓の専門医がいないため母を診れないと言われ、もっと大きな設備の整った病院へ転送される事になりました。

娘がまだ中学生だったので、これは今日は長丁場になるだろうと見越して、ここで夫と娘には帰ってもらいました。

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次の病院は私が一人で向かいます。

そして2件目の病院でも、再度、検査が始まりました。

ここでの検査時間は3時間です。3時間も、薄暗く誰もいない病院の待合室で1人で待ちまし

た。誰とも会話も出来ず、スマホも使えません。その時間は、とても長く感じられました。

母はどうなってしまうのか。

どこが悪いのか。

倒れた原因は?

これからの生活は?

寝たきり、介護生活、自宅介護、施設、お金...

私は仕事を続けられるのか?

頭の中をぐるぐると駆け巡ります。

私は、ただひたすら、今起きているこの現実に、絶望を感じながら佇んでいたのでした。

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母はそのまま入院となり、 夫が私を迎えに来てくれたのが1時過ぎ。家に着いたのは夜中の2時頃だったと思います。

長い夜でした。

お腹もすかず、眠る事も出来ず、 朝まで悶々とした気持ちを抱えながら次の日を迎えました。

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あぽり

ブログ「絵日記でございます。」を運営。Ameba公式トップブロガー。夫と、大学生の息子と、高校生の娘の4人家族です。ブログでは、50代の日常を楽しいイラストと共に綴っています。

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