こんにちは。ブログ「キッチン夫婦」を夫婦で運営している夫のKです。
前回は妻が息子の身体に初めて触れた時の感情の話を書きました。
前回の記事:中学3年、泣き崩れる姿。夫の連れ子である息子に「初めて触れた」忘れられない瞬間/キッチン夫婦(妻)
現在息子は21歳、身長は175cmで体格もがっしりしています。
そんな息子も小さい頃は喘息で苦しみました。
発症したのは幼稚園児の時で、私も初め喘息の知識がなかったのでただの風邪だと思っていました。
夜中に苦しんでいる息子に「明日になったら病院へ行こう」と言ったものの、あまりにも苦しそうなので夜中に緊急病院へ連れた行ったことがあります。
その時先生から「お父さん、もう少し遅かったら息子さんは危なかったですよ」と言われ、身が凍るような思いをしたのを今でもはっきりと憶えています。
当時、離婚して実家に戻り、家には70代の両親、8歳下の弟、息子、私の5人家族。
息子の喘息のアレルゲンはハウスダストです。
部屋は綺麗に掃除をし、空気清浄機を置き、この頃私はタバコも止めました。
でも中々治らなず、夜中に頻繁に発作が起きました。
寝ている時にゴホゴホと咳をしだすのです。
そして喉からフィ~フィ~という音が出始めると喘息の発作で、「お父さん苦しい~苦しい」と言い出します。
こうなると私は息子を連れて夜中に車を走らせました。
車内は空気がきれいで喘息が治まる事が多かったからで、苦しむ息子を毛布で包み夜中何度もドライブへ行きました。
それでもだめなら緊急病院でした。
吸引をしてもらいますが一時期的な治療ですので、翌日は仕事を休んでまた病院へ行きました。
喘息で息子も私も辛かったですが、両親にほとんど理解してもらえなかったことも大変でした。
発作が起こると必ず言われることが「だから厚着をさせないからだよ、また風邪をひいたんだよ」。
確かに風邪をひくことによって喘息を誘導させますが、風邪ではないのです。
両親にとってはハウスダストのアレルギーはピンとこない。
ましてや息子は発作が治まると元気に遊びまわるしで、この様子を見て喘息は大したことのない病気だと思っています。
両親に「これは風邪じゃないんだよ。アレルゲンがハウスダストで気管支が炎症を起こし空気が吸えなくなって、ほっとおくと命に係わる病気なんだ」と説明しても理解してもらえず複雑な思いでした。
息子が中学校2年生の時に妻と結婚して、3人の暮らしが始まりました。
妻も様々なアレルギーで悩んでいましたので、息子の喘息には理解がありました。
中学3年生になると発作がおきなくなり一安心していましたが、高校2年生の時に息子が一人で実家に泊まる事になった時、夜中に電話があり「お父さん苦しい、喘息の発作が起きた」というのです。
ここ2年発作は起きていなかったので耳を疑いましたが、息子に会ったら喘息で間違いありません。
急いで緊急病院へ行き即入院。
原因は実家で「長い間しまわれていたままの布団を使ったこと」でした。
私も油断していました。
両親はなかなか物を捨てない派で、古い布団を押し入れにしまい込み、急に泊まりに来た息子はその布団を使ったのです。
喘息のこと、ハウスダストのアレルゲンで苦しんでいたことを理解をしていない両親は布団で発作が起きるとは想像もしていなかったでしょう。
最近実家に妻と月に3度ほど夕食を作りに行きますが、物を捨てられない性格からか、食べ物もなかなか捨てません。
賞味期限が切れた物が多く、その度に私が捨てることになっています。
しかし私達が食べたら間違いなく腹を下すだろうと思う食べ物でも、なぜか両親はお腹を壊したことがないのです。
年配の方々にとっては過去に経験したことのない病気、自分にとって新しい病気を理解するのは難しいのかもしれません。
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今回紹介する料理は、家族が体調を崩した時によく作る、身体があったまるうどんです。
『あんかけ卵とじうどん☆たっぷり寒さ退治に』
材料(3人分)
長葱...1本
生姜すりおろし...小さじ2
片栗粉...大さじ1.5
卵...3個
麺つゆ... 500cc
ニラ...1束
作り方
①うどんは表示通りに茹でてどんぶりに入れておく
②麺つゆを沸騰させ、斜め切りにした長葱を加え1分茹でる
③しょうがのすりおろし加え30秒茹でる
④水溶き片栗粉でとろみつけたら溶き卵を加えて①のうどんにかける
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