こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】私が「仮想通貨」に投資をしない「3つの理由」。長期的な資産形成を考えると...
皆さん、来年から、めちゃくちゃお得な投資の新制度が始まるのはご存じでしょうか。
去年の12月に大枠が決まって、かなりニュースにもなったので、知っている人も多いはず。
その制度とは、『新NISA』となります。
NISAは少額投資非課税制度の略。
「少額の投資に対して利益が出ても課税はされないよ」という制度です。
"新"と付けるのは、"旧"があるからで、もともとは、一般NISA、つみたてNISAというのが以前からありました。
旧NISAを利用している人は、そこそこいたんですが、爆発的に盛り上がってはいませんでした。
それを、岸田さんが首相になって、日本人の資産を増やすという方針から、旧NISAよりも使い勝手の良い制度を作ることになりました。
去年の5月に岸田さんがイギリスのロンドンで、「インベストメント・イン・キシダ!(岸田に投資を!)」と言っていたのが確か最初だったはず。
それから、あれよあれよと具体化していき、12月に制度が固まったのでした。
日本政府としては異例のスピードで導入が決まったと思います。
私は、以前からつみたてNISAは利用していましたが、新NISAが導入されると聞いて、物凄く喜びました。
というのも、一般NISAにしても、つみたてNISAにしても、制度の使い勝手がかなりイマイチだったからです。
旧NISAも新NISAも、投資をして増えた分(利益)に税金がかからないという点は共通ですが、次のような違いがあります。
・新NISAは制度が使える期間が無期限! (旧NISAは期間限定)
・新NISAは投資した利益が非課税な期間が恒久化! (旧NISAは期間限定)
・新NISAは投資上限額が360万円/年で、生涯で1800万円! (旧NISAは最大600~800万円)
一言で言うと、旧NISAは色んな制限があったけど、新NISAでは制限をかなり取っ払ったということです。
私の感覚だと、90%以上の日本人にとって、投資は新NISAの枠だけで十分じゃないかと思います。
何しろ、生涯投資枠が1800万円ですからね。
老後2000万円問題があれだけ盛り上がったように、1800万円もあれば、多くの人にとって十分です。
分かりやすく取らぬ狸の皮算用をしますと、1000万円を20年間で運用利回り4%としたら、2200万円になります。 この後が肝心で、本当だったら、2200万円-1000万円=1200万円の利益に対して、20%で240万円の税金がかかるはずが、これがゼロになるわけです。
お得すぎる・・・!
私みたいに15年以上投資をしている人間からすると、もっと早くから新NISAが導入されていたら良かったのにと思います。
ただ、今更うだうだ言っていてもしょうがないので、お得な制度ができたのだから、後はこの制度を使い倒すだけです。
来年1月の早い段階で、私は1年で使える最大金額の360万円を、新NISAの投資枠で投資する予定です。
仮にお金が足りないなんてことがあれば、今までの投資資産を一旦売却して現金にして、そのお金で新NISAで投資をします。
なぜすでに投資している先を売却してまで新NISAで投資をしたいかといえば、新NISAはどれだけ増えても税金がかからないから、将来増える前提なら、新NISAで投資をしたほうが得だからです。
以上、来年の新NISAを何が何でも絶対に利用するという話でした。
今日はこんなところです。ではでは!!
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