<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ごんちき
性別:男性
年齢:48
プロフィール:東北地方の会社員で妻と2人暮らしです。
私(48歳)の勤めている会社の上司(60代)のお話です。
上司は車をカスタムしたり、日曜大工をしたりといったいわゆるDIYを趣味としています。
上司が通勤に使用している軽トラックも自分でカスタムして、電飾やらその他の装備をぎっしり取り付けています。
その軽トラックを見せびらかして「格好いいだろう?」と同意を求めてきます。
個人的には車の改造に全く興味がありません。
格好いいとは思わないのですが、別にケチを付けることもないと思い「格好いいですね」と同意したフリをしています。
自宅でもいろんな物をDIYをしているらしく、自作の物置や自分でカスタムしたバイク等の写真を見せつけて自慢してきます。
DIYの趣味が自分の持ち物だけに収まっている分には非常に良いと思うのですが、最近そのDIYが行き過ぎてしまい、会社の設備に手を出し始めてしまいました。
例えば、社用車になぜかバックモニターを取り付けてみたり、西日の当たる作業場の窓に買ってきた板で開閉式の日除けを作成してみたり、喫煙所を自作してみたり...あれこれ手を出しています。
もちろん、材料費等の経費は会社持ちです。
業者に頼まないので確かに安上がりなのですが、問題はその完成度が残念なこと。
社用車のバックモニターは、取り付けが上手くいっていないのかグラグラで接触が悪く、使用中に突然消えたりします。
修理しようとディーラーに持っていくと「純正品じゃないから修理はできませんよ」と冷たくあしらわれます。
仕方がないので上司に修理を頼みますが、やはりでき映えはいまいち。
使用中に突然消える不具合はなくなったのですが、下手にいじったために取り付けた角度が悪くなってしまい、今度は見えづらくなってしまいました。
日除けは上手く稼働せず閉まったままになってしまい、作業場は日中でも電気を点けないと常に薄暗い状態になってしまいました。
こちらも上司が修理にチャレンジしましたが上手く直せず、結局取り外すことに。
喫煙所も設計ミスなのか狭くてくつろげず、2人入ると窮屈に感じてしまいます。
今さら直すこともできないので、交代で喫煙所を利用しています。
そんな状態でも、上司は品を保管する棚を自作してみたり、作業室のエアコンを自分で取り付けてみたり、社内で何か不自由な事があればDIYで解決しようとします。
必ずしも失敗ばかりではなく、不格好ながら便利になることも多々あるので、上司自身は上手くやれていると思っています。
私たちの正直な気持ちとしては、多少経費はかかっても業者に頼んでほしいのですが...。
善意からの行動なので、止めてくれとも言いづらく、どうしたものかと皆困っています。
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