モラハラ夫のご機嫌を伺って毎日ビクビク...息苦しさしかなかった結婚生活のルーティン/chii

夫の元を飛び出し、11年目に入りました。

娘は結婚して4年になり、息子と私はそれぞれ一人暮らしをスタートして、丸3年です。

二人とも、父親のことはまったく心配していないし、もう二度と会いたくないようです。

夫のことを話すと嫌がるほどです。

【前回】私はいつまでこの人に関わらなくてはならないの? 平穏な日々に影をさす別居中の夫のこと

モラハラ夫のご機嫌を伺って毎日ビクビク...息苦しさしかなかった結婚生活のルーティン/chii pixta_71786474_S.jpg

現在、元わが家でトラブルがあると、私に連絡がくることがあります。

私は離婚していないので元妻ではなく、現在も戸籍上は妻なので仕方がないことなのですが、時々夫の存在が重くなります。

一人暮らしは自由ですが、時々孤独や虚しさを感じる時もあります。

6畳一間の狭いワンルームで息苦しさを感じることも。

そんな時は、あえて過去の辛い日々を思い出すようにしています。

モラハラ夫との最悪な一日はこんな感じでした。

夫、朝6時起床。

私、朝6時起床、夫が仕事にでかけるまで二階の子ども部屋で息を殺して待ちます。

この時に一階に降りていくと、まず怒られます。

「なんで降りてきた?二階にいろ!」

こんな感じです。

朝のひとりの時間を邪魔するなということだったようです。

朝食は自分でなんか適当に作って食べていました。

夫は7時ちょっと前に、仕事にでかけます。

車の音でいなくなったのを確認して一階に降りていきます。

子どもたちの食事とお弁当作り、そして学校に送り出します。

掃除洗濯をササっと済ませて、パートに行き15時過ぎに帰宅。

当時は5時間のパート勤務でした。

帰宅後のひと時はつかの間の息抜き時間です。

子どもたちもそう。

学校から帰ってきてゲームをしたりテレビをみたり三人で平和な時間を過ごします。

食事の用意して、子どもに夕飯を食べさせます。

夫19時ごろ帰宅。

子どもたちと私、夫の機嫌がいいか悪いかドキドキの時間でもあります。

ガラガラと戸をあけて入ってくる夫。

庭や家の中を、掃除しているかチェックをします。

台所のふきんが汚れていたり、庭に葉っぱが一枚落ちていただけでも、怒りのスイッチが入ります。

おまえ、一日何してたんだ?掃除しなかっただろう!!と怒鳴ります。

そして機嫌が悪い時は、怒りの矛先は子どもたちにむかっていきます。

「なんでここにいるんだ!二階行ってろ!」

また怒鳴ります。

夫の食事はラップして、私と子どもたちは二階の子ども部屋に逃げます。

二階の子ども部屋で三人でテレビを見て過ごすのですが、時々怒鳴りながら入ってくることもあり、怖かったです。

20時過ぎに一階に降りて、お風呂に入っていいかとお伺いをたてます。

OKが出た時は子どもを先にお風呂に入れます。

ひとり10分と決まっていました。

その次に夫が入り、私はいつも一番最後です。

私も10分と決められていて、少しでも遅くなると早くでろと怒鳴られました。

髪をドライヤーでかわす間もなく二階に行ってろとまた言われるので、ドライヤーでセットなんてしたことがなかったです。

23時すぎに、夫に呼ばれます。

家中の点検をするという儀式がありました。

カギはしまっているか、火の元は大丈夫か。

この儀式に一時間ほど付き合わされます。

そして24時前にやっと寝てもいいという許可をもらえます。

そして子ども部屋で娘と息子と三人で川の字になって寝ていました。

夏は扇風機一台で、暑くて何度も目がさめました。

こんな感じの毎日を何年も続けていました。

かなり病的です。

結局の所、夫は一人の時間が好きで結婚してはいけない人だったのでは?と思います。

今、書いていても、本当に地獄の日々だったなと思います。

あの夫から逃げて、自由になった私たち。

子どもたちは過去を忘れても、私は未だに忘れられないでいます。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

chii

モラハラDV夫の家を飛び出し、10年目のchiiと申します。離婚には応じてもらえずに、現在も熟年別居中です。つい最近、共に暮らしていた大学生の息子が自立をして一人暮らしになりました。某スーパーでサービスカウンターの仕事をしています。パートなので生活は楽ではありませんが、結婚生活が地獄だったからこそ、現在の一人の時間に幸せを感じています。別居直後から書き出した「60代小さく暮らす」お一人様の老後がテーマの「お茶のいっぷく」を書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP