黒猫2匹と暮らすフニャコです。
夫は単身赴任中で、娘は春から大学生。
黒猫は、すべてのお世話をしている私を差し置き、娘のことが大好きな男の子アヤちゃん4歳と、いつもマイペースなシニアの乙女スミちゃん12歳です。
【前回】「ああ、どうして」お気に入りだったおもちゃも「飽きる」猫たち
ついに娘も大学生になり、家を離れることになりました。
娘が幼児の時は1日1日が長かったけれど、今となるとあっという間。
もうこんな時が来たのかという思いです。
娘のことが大好きなアヤちゃんは長い春休み中、娘が家にいる時間が長くて嬉しそうでした。
ずっとべったりというわけではなく、甘えたいときはべったりと娘について回っている様子。
そんなまったりした春休みが終わり、娘が出発する日がやってきました。
当日はアヤちゃんが一緒に起きてこなかったので、そのまま寝かせておいて、娘はお別れの挨拶をせず出発しました。
そのうちまた会えるから...。
マンションへ入居出来る日が入学式の3日前だったので、一気に準備する必要がありました。
猫たちを残して長時間家を空けるのは心配なのですが、母にお世話をお願いして、私も2泊3日で娘のマンションに行ってきました。
日中は寝具やら家電やら次々宅配が届き、開梱したり組み立てたりとおおわらわで、母に到着の連絡をする時間もないほどでした。
夜、母に電話をすると、アヤちゃんは2階にいて姿は見せなかったそうですが、スミちゃんが出てきて母に擦り寄りしばらく甘えていたようでした。
ふたりともごはんもたくさん食べトイレもしていたと聞き、ホッとしました。
母は、翌日も朝夕、猫たちの世話をしに来てくれたのですが、ずっとアヤちゃんが2階から姿を見せないそう。
ごはんもアヤちゃんのお皿の分が減っていないようで。
あのアヤちゃんがごはんを食べないなんて...。
心配して母が2階へ様子を見にいくとアヤちゃんは私のベッドに居たそうです。
話しかける母のことを見てはいましたが、何を言ってもじっとしたまま全く響いていないような無の表情。
アヤちゃんがストライキしていると感じた母。
そこで母は大好きな娘の声を聞かせようと電話をかけてきました。
スイッチが入ったかのように動き出し、目に光が戻ったアヤちゃん。
起き上がり、娘の部屋へ走っていってスライディングからのヘソ天。
突然のアヤちゃんの変わりっぷりに母はとても驚いたそうです。
安心した母が帰ろうとリビングへ下りると、アヤちゃんも下りてきてごはんを食べ始めたそうで... 娘の声を聞いて安心したのでしょう。
その話を聞き、私も娘も少し安心しました。
最終日、バタバタと準備をしながら、時間がもう少しあればよかったな、と思いつつ慌ただしく帰ってきました。
改まった別れをするとお互い余計に寂しくなるので別れ際は割とあっさりと。
私が家に帰ってきて、猫たちの様子がいつもと変わらなかったことが救いです。
時々娘の声を聞かせてあげたり、長い休みに帰ってくるのを猫たちと共に楽しみにしていようと思います。
春は別れの季節。
18年ずっと一緒に居た娘と離れたばかりで私も寂しさと、何か分からない不思議な感情で今の気持ちをどう表してよいか自分でも分からない状態ですが...。
娘も新生活に慣れるまで不安もあるかと思いますが、元気で有意義な毎日を過ごしてほしいと思います。
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