夫が脱サラして始めた居酒屋を夫婦二人三脚で営んできました。
ところが、夫と常連客だった女の浮気が発覚。そして離婚...。
現在の私は一人暮らし。近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
【前回】家族が出ていき一人になった夫。別れた妻に「店を手伝って」って図々しいにも程がある!
さて今回は、離婚を前提とした別居に向かっている頃のお話です。
居酒屋女将もとい、もうすぐ居酒屋辞める女将でぇ~すっ!(笑)・・・と春麗らかな今日この頃の私は妙にテンションが高くなっていました。
次女と内見に行ったマンションのうちの一つに決定し、後は最終的な契約を残すのみとなりました。
着々と離婚に向けての準備が整いつつあります。
まぁ滞りなく契約は済むでしょうが、引っ越しはどうしようかと次女とそういう事について話し合いました。
自分達でやればいいんじゃない?と言う次女に対して、引っ越し業者の単身者向けのものが格安である事だしそれを使いたいと言うのが私の意見です。
家具や荷物は少ないし、洗濯機や冷蔵庫は単身者用の小さいのを引っ越した先で新しく買う予定です。
ですから引っ越し費用もそれほどかからないだろうし、素人が引っ越し作業なんてやって足腰を痛めるより、お金を使ってでもプロに任せた方がいいんじゃないかと思いました。
今までの人生で何回か引っ越しをやりましたが、プロに任せた時は当たり前ですけどとても楽でしたし、作業もめちゃくちゃ早い。
と言うわけで貴重なお金が減る事は嫌でしたが、プロに任せる事にしました。
マンションの契約が済んだら引っ越し業者に何件か見積りして貰おうと思っていました。
しかし、それに加えて賃貸マンションの初期費用・洗濯機・冷蔵庫など当たり前ですが結構なお金が掛かってしまいます。
今あるほんのちょっとの蓄えも底を尽きそうです。
旦那に少しでもいいからお金を出してよと言いましたが、
「そんなお金はな〜い」
と、ふざけた態度で言われました。
家を売ったらほぼお前に回すのだからそれで良いだろうと旦那が考えていることはわかりました。
結果的にはそのお金はキッチリ2分割にされましたから、『ほぼ』と言う言葉は何だったの?って突っ込みを入れたくらいです。
しかし、売れたとしても現金が入るのは秋くらいになりそうですから一人暮らしを始めた後の数ヶ月は厳しい状況です。
こうなりゃキャッシングでもしようかな、後からまとまったお金が入るのだからそれで返せるし。
ふと、頭の中にそんな考えが過りました。
「一人暮らししたら暫くの間の生活費どうするの?蓄えあるの?お母さん!」
と、前々から言っていた次女に「何とかするわよ、心配しないで」と答えていた私ですが、事情を察した感の良い次女は、慰謝料出たら返してくれれば良いから私がお金を貸してあげると言ってくれました。
次女は元々大手の会社に勤めていたので、その頃から堅実に貯蓄をしていました。
子どもに頼るのは嫌だったので誰にもお金の事は言わなかった私ですが、のちに入る慰謝料から返せるのだからと次女の提案に甘える事にしました。
これで暫くは何とかなるかな? 引っ越し先の近くには長女家族もいることだし。
飢えて死ぬ事にだけはならなそうです。
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