偏食すぎる46歳の妻。食事時の理不尽な行動に我慢を重ねていたが...!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ぴち
性別:男性
年齢:52
プロフィール:健康診断の前日に深酒をした結果「要治療」判定をもらったことのある52歳です。

偏食すぎる46歳の妻。食事時の理不尽な行動に我慢を重ねていたが...! 50.jpg

私の妻(現在46歳)は極端な偏食家です。

偏食家は食べられないものが多い人のことを指す印象がありますが、妻の場合はそうではありません。

妻は一度ハマった食べ物をずっと食べ続けるのです。

妻と出会った頃、彼女はマグロのお刺身にハマっていました。

朝食や昼食はお弁当やパンなどを食べますが、夜はマグロのお刺身のみ。

晩酌をするので炭水化物は取らず、お酒とマグロだけで夕飯は終了という生活が当たり前でした。

「もっとバランスよく食べたらどう?」と言ったこともありますが、気に入ったものに執着する傾向は子どもの頃からのようで、今さらそのスタイルを変える気もないようです。

4年ほど前、そんな妻と2人でカニの食べ放題が楽しめるビュッフェランチに行く機会がありました。

この頃の妻はカニにハマっていて、「好きなカニを好きなだけ食べていいんだよね?」と喜ぶ姿はまるで子どものようでした。

高級食材の食べ放題だけに、おかわりをするにはルールがありました。

それは、最初に出された茹でカニ、カニ寿司、カニの天ぷら、カニ茶わん蒸しを完食することでした。

なるほど、お店側も考えているんだなと感心しているうちに、私たちの目の前に並ぶ、お寿司や天ぷらそれぞれ2人前。

「今から90分間食べ放題です」

店員さんの声と同時に、妻は茹でカニを手前に寄せ、それ以外のものを全て私に押し付けてきました。

「お寿司とか食べないの?」と聞くと「今日食べたいのはご飯じゃなくてカニなんだよね」と返した妻。

結局、お腹にたまるものは全て私が担当し、妻は希望通り「好きなものを好きなだけ」食べて大満足。

一方、私は寿司や天ぷらで満腹になり、茹でカニを口にすることなく食べ放題は終わりました...。

最近はさらにひどいです。

回転寿司でネタだけを刺身のようにして食べ、シャリを私に回してくるようになりました。

「いいかげんにしとけよ!?」と言ってやりたい気持ちを抑え、ネタなし寿司(つまりは酢飯!)を頬張る私。

どうにか諭してやる機会はないものかと思っていた矢先、妻の職場で健康診断がありました。

これはチャンス!

「日頃から偏った食生活を送っているから、きっと良くない数値が出るぞ」と妻を脅し、数日後に返ってきた結果を見たら「異常なし」を示すA判定。

「せめてB判定であれば、ツッコミどころもあったのに!」

ついそう思ってしまいますが、健康第一。

A判定であったことを素直に喜ぶべきと捉えています。

でも可能であれば、今後はネタなし寿司だけはやめてほしいなと願う私でした。

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