孫との会話が良薬に?引っ越し完了、ついに近距離介護スタート!/石塚ワカメ

みなさまこんにちは。アルツハイマー型認知症を発症した実母の近距離介護を始めることになったイラストレーターの石塚ワカメです。

前回の記事:分けた荷物も認知症の母がごちゃまぜに...カオスな引っ越し準備

迎えた引っ越し当日。

前日から姉が泊まり込んで荷物をまとめ、私と息子で実母を迎えに行き我が家で身柄を確保

している間に、兄と旦那が荷物を運ぶことになりました。まさに一家総動員。

本当は引っ越し業者を使って楽をしたかったのだけど、兄が変な責任感を出してきて、こんな人海戦術に...。

いっぽう実母は皆がバタバタしていることに混乱したのか、馴染みの深い家に最後の別れを言うこともなく、「帰る!」と出て行こうとしてしまいました。
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そんなこんなで、ひとまず引っ越し完了。

さて、ついに近距離介護のスタートです!

実母のアパートと我が家は直線で徒歩1分なので、食事は基本的に我が家で食べ、寝るときは各々の家。私が仕事をしている間は我が家でアイロンがけや洗い物などを手伝ってもらいました。

環境の変化で実母の認知症が悪化するのを心配していましたが、毎日の孫との会話が功を奏してか、思っていたよりも落ち着いている様子でした。

何より、今まで離れた場所でひとり暮らしする実母の生活を想像してはやきもきしていた私のストレスが少し減りました。

実母はたまに混乱して「そろそろ前の家に帰らないと」と帰ろうとしましたが、そのたびに息子が「前のばあばの家は、もうないの。ここがばあばの新しい家だよ」と諭してくれました。

息子グッジョブ!
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引っ越しが落ち着いたら、実母の転居届けや、新しく就くケアマネジャーさんとの面会、デイサービス選び。

実は、実家に来ていたケアマネジャーさんは実母の嫌いなタイプの女性で嫌悪感が強く、色々揉めていたので、今回は事前に地域包括支援センターの担当者と相談し、実母好み(!?)の「イケメン」で「さわやか」な人をお願いしていました。

現れたケアマネジャーさんは、まさにドンピシャで実母はごきげん♪

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※本当は双方こんな言い方していませんよ!


しかし、ケアマネジャーさんは実母本人よりも主介護者との相性で選んだほうがよいことなど、このときの私には知るよしもなかったのです...。

次回へ続く!

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「ワカメ絵日記」

 

石塚ワカメ

70年代生まれのイラストレーター。二児を育てつつ、近距離に住む実母の介護も行う、仕事・育児・介護のトリプルハードワーカー。ブログ「ワカメ絵日記」を運営。著書に「妊娠さらし絵日記(飛鳥新社)」「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」がある。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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