<この体験記を書いた人>
ペンネーム:はおり
性別:女
年齢:58
プロフィール:専業主婦。子どもは3人で、皆、独立しています。趣味は猫と遊ぶことと整理収納です。
私は58歳の専業主婦です。
先日、バスに乗っていたときに、ふと悩んでしまったことがあります。
それは優先座席に自分は座って良いのか悪いのかということです。
その日、買い物を済ませて家に帰るためにバスに乗り込んだのですが、空いている席が優先座席しかありませんでした。
そのときは何も考えずに座ったのですが、よく考えると優先座席というのは高齢の方や障がいを持っている方、妊婦さんが優先的に座るための席です。
私の年齢は58歳という微妙な年齢です。
現代では中年といったところでしょうか? 私は座ってはダメな方の人間では?
うーんと考え込んでしまって、やはり立っていこうと思ったのですが、次が私の降りるバス停だったので、結局、私は優先座席に座ったままになってしまいました。
この話を同じ歳の友人に話したところ「私はいつも優先座席に座ってるよ」と言うのです。
理由を聞くと、2~3年前に友人がバスで座れずに立っていると10代の女の子に席を譲られたと言うのです。
友人は白髪を染めずにそのままにしています。
いわゆるシルバーヘアです。
おしゃれですが、若い人から見たら老けて見えるかもしれません。
友人は、そのときはショックを受けたけれど、もう自分は席を譲られたりする側の人間、優先座席に座っても良い人間なんだと思い、それ以降は優先座席に座っているとのことでした。
その話を聞いて叔母の話を思い出しました。
叔母は今70歳ですが、いつも元気で若く見えることが自慢の人です。
その叔母が電車で席を譲られそうになって、「私はまだそんな歳じゃないですから」と言って断ったというのです。
もちろん、優先座席に座ることもしないそうです。
叔母が言うには、優先座席に座るのは80歳くらいになってからで良いといいます。
うーん、と考え込んでしまう私。
友人のように割り切って考え、サッと優先座席に座るのも良いと思います。
しかし叔母のように、若くありたいと願い、優先座席に座るのは80歳になってからと決めているのもかっこ良いなあと思うのです。
ときどき、優先座席は〇〇歳からと表示してくれたら楽なのになあと思うこともあります。
人それぞれで考え方が違うので、この優先座席の線引きは難しいですね。
私は、少なくとも後10年くらいは優先座席に座らないように頑張ろうかなと考えています。
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