こんにちは。
「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰の中道あんです。
前回のエピソード:凝り固まった体と心を解きほぐす。ふらっとひとり温泉旅のススメ
私は今年55歳になります。正社員で働き10年になろうとしています。
定年まで後5年、老後の暮らしをなんとなく想像していた時期は過ぎ、かなり現実味を帯びてきました。
有難いことに定年後も今の会社で委託社員として働けることにはなっています。
ですが、収入は激減し、その時いきなり慎ましく暮らそうとしてもそれまでの暮らしの習慣を変える事は難しいし、出来ない事が増えると気持ちが落ち込むかもしれません。
なので、ちょうどきりのいい5年のスパンで少しずつ、暮らしをダウンサイジングしていく予定です。
ダウンサイジングと聞くと一番に思いつくのは、それまで家族と暮らした家を小さくする、その事が頭に浮かびます。
ですがそれはよくよく考えてから決めても遅くはないので、まずは、日々の暮らしを小さくしていく事から始めました。
ダウンサイジングのコツ その1:家計を予測する
1. 闇雲に不安がらない
老後の不安を感じるのは、退職金、年金、預金が一体いくらあるか?収入と支出が不透明なので不安になるのだと思い、それらを自分のお誕生日、年金定期便がきたら確かめるようにします。
毎月、家計簿はつけています。わが家は大人3人家族ですので、生活費を単純に三等分したものと、お小遣いが私の必要経費です。それを目安にして
定年後の収入で賄えるかどうかを考え、メタボな家計をスリムにしていきます。
ダウンサイジングのコツ その2:「それは本当に必要?」を自分に問う
1. 美容費
いつまでも美しくありたいと願っています。それには努力も必要ですし、お金も必要です。
お金をかければ簡単に美しくなるものにネイルとマツエクがあります。
どちらも最低月に1度は施術に通わなくてはなりません。
かれこれ8年ほど続けていましたが、思い切ってやめることにしました。
代わりにネイル美容液を使って指先美人を目指すことにしました。
仕上げのハンドクリームをつけた手を眺めてみてこれで十分だと思えるようになりました。
2. 友人関係の見直し
3人 の子育てをしている間に、たくさん交友関係ができました。ランチやお買いもの、時にはレジャーにと華やかなママ友ライフでした。そして、悩みごとの相談にのるなど、密接な関係でした。
が、歳を重ねライフスタイルの変化に伴い価値観が変わることも。ちょっと会話が合わなくなってきたなと感じたり、一方的に長々と聞かされるおしゃべりの時間が負担になることもありました。
自立してみて、「おひとり様」の居心地のよさに気づき、お付き合いするなら、気持ち良く時間を過ごせる人と、そう決めると自然に友人関係を整理でき、少ないけれど新たな友人もできました。
ダウンサイジングのコツ その3:お金をかけず、お金を生む
1. お金のかからない趣味を見つける
生活や付き合いを縮小させて余った時間で、自分の好きな事を充実させることにしました。
私は、読書が好きです。本は、様々な気づきや学び、心を揺さぶられたり、空想の時を得られたりと心に豊かさを与えてくれます。今は書店で新刊を買う事ができますが、将来は、図書館にも通い、書店にはないレアな本との出会いを楽しみにしています。
また、歩くことが大好きなので散歩にもよく出かけます。愛犬を連れてのお散歩は、季節ごとに変わる道端に咲く花を眺めたり、空の青さに感動したり、珍しい野鳥を見つけたり、すれ違う人とあいさつを交わしたリと楽しいものです。ご近所のお散歩こそ最高の贅沢かもしれません。
2. 趣味をお金に変える
好きな事、趣味を続けていると、だんだんその事が上手になってきます。
ご縁があって、コラム執筆のお誘い頂いた時には、ちゃんと書けるであろうかと不安もありました。ですが、楽しみながら続けてきたことで原稿料が頂ける、これは書くことへの責任と意欲にも繋がりました。
基本、趣味は楽しむものなので、お金を稼ぐこととは結びつきにくいですが「好きこそものの上手なれ」で他にはない価値を提供できるかもしれません。
今は、趣味で作ったアクセサリーを簡単にネットで売ることができますし、私の行きつけの美容室では、お客さんが委託販売をしています。
40代で習い始めた絵がアラカンの域に達する頃に花開いた知人がいます。
公募展に入選したり個展を開いてみたり、積極的に活動することで、挿し絵の仕事を得たそうです。
好きなことが、お金になると励みになりますし、生活に余裕が生まれますよね。
次の記事はこちら:「多機能で高性能。でも私に必要?」55歳から始める暮らしのダウンサイジング(後編)
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