<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴち
性別:男
年齢:51
プロフィール:50歳を過ぎると、体のあちこちに異変が出ると聞きますが、私には無縁と思っていたのですが...。
子どもの頃から51歳の現在まで、がっちり体型な私。
骨太さも立派なものらしく、怪我をしてレントゲン写真を撮る度に「惚れ惚れするほど立派な骨だね」と言われたものでした。
医師からもお墨付きをいただく私の骨や骨格に付く筋肉もそれなりなようです。
体重も同年代の人よりも多かった私は、大抵の人に柔道部や相撲部出身と間違われたり、ラグビー選手に間違われたりすることもありました。
若い頃、ふざけて左肩からショルダータックルを掛け、厚い壁に穴を開けたときには、周りの人たちもびっくりしていました。
会社でも頑丈な体を持った私を頼ってくれる人がいて、重たいものを運ぶときには必ず声を掛けられます。
特に2階や3階に荷物を運び上げるときなどは重宝されました。
そんな私が40歳に差し掛かる頃、50歳を過ぎた先輩や上司が、口を揃えてこういうのです。
「50歳過ぎたら無理はできない。足腰が痛くて辛くて仕方がない」
そして「お前も50過ぎたら分かるよ」と続けるのですが、私には無縁だろうと思っていました。
なぜなら、私は日々の仕事の中で動き回っている自負があったからです。
一日の平均歩数1万歩以上だったあの頃の私は、2階や3階に重いものを運ぶことも続けていましたし、それなりに筋力にも自信があったのです。
そんな自信を持ち続けて、現在51歳になった私。
左肩にとても強い痛みを感じるようになりました。
左だけ、腕を上げるのが辛くなってきました。
腕立て伏せができなくなり、左腕だけで重いものを持つと痛みが走ります。
最近は寝ていても痛みを感じるようになり、つい目が覚めてしまいます。
次第に、左の肩甲骨周りも張っているような気がしてきました。
きっと、これから他の部分も少しずつ何かしら不具合が出てくるんだろうなと思わざるを得ません。
かつて、先輩や上司が言った言葉を思い出しながら、誰にでも老いは来るのだ、と認識を改め、これからは、あまり無理をしないようにしようと思うのでした。
が、周囲はそんなことは知るよしもありません。
いつものように重たい荷物の運搬を依頼してきます。
2階や3階への搬送依頼もいつものようにやってきます。
肩の痛みを言い出すことがなかなかできずにいる私ですが、依頼を断ることもできず、無理のない量をと運んでいると「サボってます?」と言われる始末。
今までの体力自慢でやってきただけに、三角巾で腕を吊るぐらいしないと分かってもらえないでしょうか...。
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