<この体験記を書いた人>
ペンネーム:やまと
性別:女
年齢:41
プロフィール:夫と二人暮らしの主婦です。
東京の郊外にある、とある博物館。
4年くらい前から夫(51歳)と「行きたいね」と言っているのですが、いまだに行けていません。
そんなに遠いわけでもチケットが取れないわけでもなく、半日あれば行ける場所なのですが、行こうとすると必ず何らかのアクシデントがあり行けなくなってしまうのです。
最初に行こうと思ったのは4年前のお正月です。
博物館でお正月の特別イベントがあると知り、年末から正月休みを楽しみにしていました。
ところがいざ行こうとした前日、私が風邪をひいてしまい発熱。
熱はどんどん上がり、博物館に行くどころかベッドからもまともに起き上がれないくらいになってしまいました。
次に行こうとしたときは、当日の朝に当時飼っていたペットの様子がなんとなくおかしいことに気づき、気になって動物病院に電話をしたら「今日中に来院してください」とのこと。
急遽動物病院に連れて行くことになりました。
幸い大事には至らず薬でよくなりしたが、このときも博物館には行けませんでした。
「また行けなくなっちゃたね。次こそは絶対に行きたいね!」
夫とそう言い合っていました。
しかしその後もなぜか、行こうとすると邪魔が入るんです。
あるときは夫の仕事で急なトラブルが起き、急遽仕事に行くことになったため中止。
またあるときは、博物館と同じ方面に行ったので帰りに寄ろうということになったのですが、大渋滞に巻き込まれて間に合いませんでした。
ここまでトラブルが続くと、行こうとすると悪いことが起こってしまうのではと、ちょっと怖くなってきます。
そうこうしているうちに、コロナ禍に。
その博物館は屋外の展示も多く密になりにくいので、感染の波が落ち着いてきたときには行こうとも考えました。
しかし、行こうとしてまた発熱でもしたら...と、体調管理に敏感になっているコロナ禍時代、どうしても余計なことを考えてしまいます。
「行こうとしたら『あなたは濃厚接触者になりました』と連絡が来て、自宅待機になるかも...」
そんなネガティブな妄想ばかりふくらんでしまい、行きたいという楽しい気持ちよりも、心配する気持ちの方が大きくなってしまいました。
前はあんなに「行きたいね!」と言い合っていたのですが、夫も同じことを思っているのか、最近は博物館のことを口に出さなくなりました。
行きたくても行けない、私たちにとっての幻の博物館。
次こそは無事に行けるように、と願う日々を送っています。
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