50代以降を楽しく生きるための「習慣」。自分の「好きなこと」を知っていますか?/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

「家族にしてあげたいことは思いつくけれど、自分が何が好きか分からない、何をしたいかもわからない」。50代女性からそんな悩みをたびたび聞くという中道あんさん。毎日を楽しく過ごしていくために、中道さんがしている習慣とは?

【前回】 自分のご機嫌をとる「3つのルール」。50代後半、「外見の衰え」は内面から変えていく!

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「嫌なことはしない」

「人と比べない」

「執着しない」

この3つをご機嫌に生きるためのベースにしています。

毎日を楽しく暮らしたいと思っている私はそうしていくためにさらに自分がご機嫌になるための習慣が必要ではないかと思っています。

仕事柄、50代女性の生き方について悩みを聞くことが多いのですがその中に家族のためにしてあげたいことは思いつくけれど自分のこととなると

「何が好きか分からない」「何をしたいかもわからない」

という人が少なからずいます。

「え?自分のことなのに、分からないの?」と驚きましたが長い間、家族のためだけ家族のご機嫌をとることだけに時間を使っているうちに自分のご機嫌の取り方を忘れてしまっている。

ご機嫌アンテナが錆びついちゃったのではないでしょうか。

そのことに気づいた人は「アンテナが消失したかも」と青ざめた様子でした。

では、どうやって錆びついたアンテナを元に戻すのか。

ふと思いついたことを素直にやってみることだと、私は思います。

やってみて自分がどう感じるか。

実際に行動したことで

「楽しかった」「スッキリした」「気分が上がった」

とご機嫌のベクトルが上がったのであれば、それは小さな成功体験です。

「〇〇をしたらご機嫌になれる」と分かったら、それはいい習慣になりやすいです。

私もそうやって自分の好きなことやモノを見つけていって自分のご機嫌を自分でとれるようになりました。

すると、不機嫌なことが起きても引っ張られないし、不機嫌を誰かのせいにすることもないのです。

ここで、私が最近始めたお手軽なご機嫌アップの習慣をお伝えします。

「朝の家事はブルーノ・マーズを聴きながらすると気分があがる」です。

わが家はとても静かです。

TVがないせいか雑音がほとんどありません。

静かな環境なので集中力は高くなるのですが、ご機嫌というほどではありません。

朝起きて部屋を整えたり洗濯を干したりするときも、すごく静かです。

それは、それでいいのですが、どうも体が重いなと感じる時があります。

しなければならないと思うからそれらをやっていますが、それ自身は楽しいいものではありません。

ふと、気分が上がるものはないかと思い巡らせてみたところ、ヒットしたのが、ブルーノ・マーズです。

娘はよくJ-POPをかけながら車を運転するのですが、どうも煩く感じちゃう。

ブルーノ・マーズだけは、いつ聞いても私の気分を上げてくれるのです。

朝起きたらまず、メイクをするのですが(これも気合が入りやすいから習慣に)

音楽を聴きながらメイクすると面倒な気分になりません。

その続きで掃除もしてしまうとめちゃくちゃやる気になれて、普段より丁寧に掃除が出来ちゃう。

音楽好きの人ならば、なんだそんなの当たり前だと思われるかもしれませんね。

でも自分にとっては普通のことも、人によっては特別感のあるものかもしれないということです。

日常の何気ないことからご機嫌を取っていく。

そのご機嫌を上手に使えば、気持ちをリセットできたり、笑顔の回数も増えるのではないでしょうか。

錆びついちゃった自分のご機嫌のアンテナ、少しずつ磨いていきましょう!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方(KADOKAWA)』『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある

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『「誰かのために」を手放して生きる』

(中道あん/自由国民社)

これまで「家族のために」生きてきた自分に、革命を起こしてはみませんか。そろそろ自分を大切にして自由を謳歌していい。50歳からは心の贅肉を落として軽やかに生きよう。


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『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』

(中道あん/KADOKAWA)

15年前の私は、今がこんなに輝いているなんて、想像すらしていなかった。「家族のための私」から、「私のための私」に! Ameba公式トップブロガーによる40代からの人生を新しく構築する 「女性版ライフシフト」のバイブル。


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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。


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