経験者の私だから大丈夫! 約30年ぶりのスケートで感じたアラフィフの現実【みなさんの体験記】

「47歳の主婦です。学生時代は趣味でフィギュアスケートをしていました。社会人になってからは遠ざかっていましたが、近所にスケートリンクがオープンしたので、久しぶりに滑ってみたのですが...」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■昔と同じ感覚でスケートリンクに足を踏み入れたら...

私は10代後半から5年ほど、フィギュアスケートをしていました。

選手を目指していたわけではありませんが、レッスンを受けてスピンやステップ、ジャンプなども練習していました。

社会人になってからは他のことへの興味が高まり、スケートの熱はだんだん冷めていきました。

スケート靴の研磨をしなくなり、古びたスケート靴は気付けば母親に捨てられていました。

そして、スケート靴を履かなくなってから20数年が経った2023年。

自宅近くのショッピングセンター内にスケートリンクがオープンしたため、久しぶりに滑ってみることにしました。

現在、私は海外在住なのですが、私がいる地域は年間を通して温暖な気候のため、リンク上にいる人たちのほとんどはスケートに馴染みが薄い初心者でした。

一応経験者である私は、余裕の気分で氷の上へ。

図々しくも、優越感すらありました。

しかし、そのとき思いがけないことが起きました。

なんと、私の体は滑り方をすっかり忘れていたのです。

技術は小さい頃に身につけていれば一生忘れないと言われますが、私がスケートを始めたのは高校生の頃です。

そのせいか、あれほど自由自在に滑れていたにもかかわらず、氷の上で足がまったく動かず「アレ、基本姿勢はどうだったっけ?」と、頭がパニックに。

■ようやく滑れるようにはなったけど今度は別の心配が...

それでも時間が経つにつれて感覚が蘇り、軽快に滑れるようになりました。

私は個人的にバック走行が好きです。

この日もバック走行で滑っていました。

すると、近くにいた子どもたちが物珍し気に私を見るのです。

どうやらバック走行が、子どもたちの目に格好良く映ったようで、だんだん私に近寄って来ました。

しかし、私の頭の中はずっと「膝は大丈夫かな」「転んだら怪我をしそうだな」と不安だらけ。

肉体的にも昔とは勝手が違うため、意識は足だけに集中していました。

バイトでインストラクターをした経験もあるのですが、このときは自分の滑りに集中するのが精一杯。

子どもたちに近寄られて転倒し、巻き込んで怪我をさせてしまったら大変!

よたよたと近づいてくる初心者の子どもたちから距離を取るのに必死でした。

スピンやステップにも挑みたかったのですが、それ以上の注目を集めたくはなかったため、その日は早々にリンクを出ました。

感覚を取り戻すにつれて「やっぱりスケートは楽しいな」と思えたのですが、後日猛烈な筋肉痛に襲われたため、趣味として再開するかは悩み中です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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