みなさんこんにちは! ワフウフです。
認知症になった母・あーちゃんの介護を姉・なーにゃんとふたりでしています。
【前回】コロナで面会禁止になった老人ホーム。外出できない母の不満を鎮めた「意外な方法」
2017年に認知症が発覚した母は、経済的・精神的なDVを繰り返す父から逃れて、2019年4月に介護付有料老人ホームへ入居しました。
介護付有料老人ホームで平和な日々を過ごしていた母ですが、やがて世界中でコロナウィルスが蔓延し出し、面会が叶わなくなりました。
そしてそんな中、新型コロナウィルス感染症対策のひとつで、国民全員に一律10万円の給付金が出ることが決定しました。
その給付金の申請書が世帯主宛に送付されたのは皆さんご存知の通りです。
この、世帯主が家族分まとめて受け取るという形には様々な声が上がりました。
家庭によっては複雑な事情があるためです。
母もそのひとりでした。
母は父から逃れるために夜逃げならぬ昼逃げをして介護付有料老人ホームに入居しました。
そして、父に居場所を特定されないように住民票を移していないのです。
認知症になった母の預金を自分のものにしようと試行錯誤し、母が家を出てからも生活費を請求してくる父のことです。
世帯主である父のところに母の分の給付金がまとめて振り込まれたら、
とでも言いかねません。
総務省のHPに「配偶者からの暴力を理由とした避難事例の取扱い」というものは載っていたのですが、何しろ条件が厳しいのです。
接近禁止令だとか、婦人相談所の証明書だとか。
介護付有料老人ホームにあーちゃんを逃す前、地域包括支援センター、区役所、弁護士事務所、人権団体、あちこちに相談しましたが、どこも「婦人相談所」なんて教えてくれませんでした。
今からでも相談に行けば証明書はもらえるかもしれませんが、母はコロナで外出も出来ません。
しかし、このままでは母の給付金は父のものになってしまいます。
それで、介護付有料老人ホームのある区や実家のある区、そして以前にお世話になった地域包括支援センターにも電話で相談した上で、「薬の管理や食事について夫の協力が得られない」と書いてある病院の診断書や、地域包括支援センターとのやり取りの記録、弁護士さんとのやり取りなど、 父の非道な行為に関して相談した記録をすべて添付して、母の分の給付金は世帯主ではなく母自身でもらえるように申請だけはしてみることにしました。
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