<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みわちゃん
性別:女性
年齢:61
プロフィール:毎週、浜松ー東京間往復480kmを爆走中。
先日の台風の話です。
金曜の夜、私の住んでいる地域に「●●市で70万人に緊急安全確保」という勧告が出ました。
「えっ? それって全市民に近い人数じゃない?」
びっくりしましたが、雨はジャンジャン降っていますし、アラームも鳴りっぱなしです。
挙句の果てには「竜巻注意報」まで出たため、ただ事ではないと感じました。
家の近くには川が流れていて、その東西に家が建っています。
我が家は西側ですが、東側に住んでいる友人のお宅は床下浸水になったとのこと。
お風呂に入っていたら、お湯が流れずに逆流してしまったそうです。
これはさらなる被害が出そうだと思いました。
そして台風一過の翌朝、道路はあちらこちらで冠水やら閉鎖やら。
水没した車も散乱し、道路を妨げていました。
いつも使う抜け道は用水路のようです。
私は毎週土曜日は家から東京まで、車で片道240kmの道のりを約4時間かけて、大学の授業に向かっています。
朝、友人からLINEが来ました。
「おい、気をつけろよ。高速で閉鎖しているところがあるぞ」
「ありがとう、分かった。一般道も使わないといけないかもね」
これはいつもより時間がかかると思い、朝7時に家を出発しました。
とりあえず、行けるところまで高速を使うことにしました。
快調な滑り出しでしたが、とあるインターチェンジの手前3kmで車はピタっと停まりました。
その後、1時間かけて高速を出ることができました。
そのあたりから不安がよぎった私は、同僚に「こんな状況です」とメールを打ちました。
交差点でウィンカーを出して待っていると、「そっち行くと通行止めだよ」と車からわざわざ降りて教えてくれたおば様がいました。
でも、それならどうやって行ったらいいの...?
さらに、ナビもおかしなことを言い出しました。
東京とは逆方向の迂回路を案内するのです。
つまり、東京へまっすぐ向かうより、遠回りしたほうが早く着くという状態。
家を出て5時間が過ぎても、住んでいる県を出ることすらできていませんでした。
それならと、午後から再開する新幹線に静岡から乗ろうとしたのですが、これまた大渋滞で車は動きません。
3時間かけて移動していたのはたった20km!
「うそでしょ!?」と思いましたが、その通りでした。
メールで先生方とやりとりし、東京に行くことはできず、家にUターンとなってしまいました。
その日の走行距離は約100km、走った時間は10時間。
それって、時速10kmだったってこと?
こういう場合は無理をするものじゃないと後悔した1日でした...。
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