親戚付き合いを「義母任せ」にしたせいで...「シワくちゃの1万円札と怒りの手紙」が届いて<後編>

「現在アラフィフの私が、約30年前に出産した時のことです。結婚するということは、夫の父母だけでなく親戚とも付き合っていかなくてはならないということを再認識した出来事がありました」

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■ほぼ会わない親戚に出産報告は必要?

「いつまでたっても赤ちゃんが産まれた連絡がないので、お祝いを送ります」

そして、これもあえて選びました? と聞きたくなるくらいシワくちゃの1万円札が1枚挟まっていました。

私は長らく見たこともなかった不幸の手紙を受け取ったような気分に陥りました。

「え? これ、絶対怒っているよね?」

おそらく、早々に義母からは出産の連絡がいったはず。

なのに私たち夫婦から直接挨拶がないことに焦れて苛立ったのだと思います。

けれど、それまでは完全に義母まかせだった親戚付き合い。

ほとんど会っていない親戚、それもかなりたくさん他方にいる親戚全てに、私たちから直接出産の報告をしなければならないということを初めて知りました。

赤ちゃんが生まれました、と写真付き年賀状を出すことくらいは考えていましたが、そんなに怒るほど無礼な人間だと思われていたとはつゆ知らず......。

帰ってきた夫に叔母からの(名前は叔父でしたが)手紙を見せると「あー、怒ってるなあ」とひとこと。

「怖いので電話してよね!」と任せました。

叔母は夫とは冗談交じりに笑いながら話しているようで、夫も笑いながら報告が遅くなったことを詫びていましたが、私には恐怖以外のなにものでもありませんでした。

結婚するということは、夫の父母だけでなく親戚とも付き合っていかなくてはならないということを再認識しました。

どこまでの付き合いが必要なのか、よく気を付けないと...とまたひとつ考えさせられた未熟な私なのでした。

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