【お悩み相談】「いつも会っている友人が倒れて入院、そのまま施設へ行ってしまい寂しい」

日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで月刊誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「いつも会っている友人が倒れて入院、そのまま施設へ行ってしまいました」というお悩みに、ノンフィクション作家の松原惇子さんが答えます。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年11月号に掲載の情報です。

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【お悩み】

いつも会っている友人が倒れて入院、そのまま施設へ行ってしまいました

週の3〜5日は近所のセンターで会っている友人がいます。

センターでは、カラオケやダンス、もの作りなどその日にやりたいことを気ままに楽しんでいるのですが、ある日突然、友人が入院し、そのまま施設へ行ってしまいました。

お別れを言う暇もなく、とても寂しいです。

独居の方なので、ご家族の連絡先も分かりません。

こんなことあるのですね。

埼玉県 T・Sさん(70歳)


【おこたえ】

先のことは分からないからこそ、自分を存分に楽しみましょう

毎日のように顔を合わせていた友人と、突然会えなくなる。

すごく寂しいことだと思いますが、年齢を重ねると、よくあることです。

若いときとは違い、高齢になればなるほど、明日のわが身のことも、他人のことも分からない。

自分がある日突然、姿を消すかもしれない。

あなたの寂しい気持ち、心配する気持ちは分かりますが、生きるってそんなものです。

私も先日、友人(顔は知っているが連絡先は知らない)の訃報に、戸惑ったばかりです。

ほんと、先のことは分からない。

そんな危うい中で私たちは生きているのだと思います。

あなたは、好きなことがたくさんあって日々を楽しんでいる。

これって、ものすごく素敵なこと。

お友達のことは、誰かがちゃんとやってくれているはずなので、そのままにしておきましょう。

さあ、あなたは、いつものようにカラオケやダンスで生きている喜びを発散させてください!

●松原惇子さん(ノンフィクション作家

 

今回の先生

松原惇子さん
ノンフィクション作家。専門は「上手な生き方」

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