日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「退職した父が母と毎日ケンカしている...」というお悩みに、夫婦カウンセラーの立木ミサさんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
父が退職してから母と毎日ケンカ。聞くのもしんどい
68歳の父親と64歳の母親が毎日のようにケンカ。
退職してから父は、寝るまで毎日リビングで大きな音でテレビを見ており、母は嫌気がさし、家を出て気分転換をしていますが、毎日外出ばかりもできずどちらが家事をするか、掃除をやったやらないのケンカが絶えません。
仲裁に入るけれども、両方が悪くもなく、良くもなくという感じで、終わりがないケンカの話を聞くのがしんどくなってきました。
兵庫県 ななさん(34歳)
【おこたえ】
第三者がリードして、今後の生活のルール化を進めましょう
ななさんのご両親の現在は、リタイア後の夫婦によくあるトラブルです。
定年して夫が在宅するようになると、いままで夫婦は一緒にいる時間がそれほどなかっただけに、お互いがストレスになるようです。
ご両親に一度話し合いの機会を持ってもらい、定年後はいままでとは生活が変わるので、おもに家事の分担などをルール化してみてください。
夫婦だけだとなかなか話せないものなので、ななさんが主導権を握り、話し合ってみてください。
例えば昼食は各自で作る、であるとか掃除はどこを誰が分担するなど役割をはっきりさせます。
決めた家事に関しては、相手のやり方には一切口をはさまないのもルールにします。
できればお母様はまだ64歳、パートとかアルバイトなどで別の居場所を作られると社会とのつながりが広がり、お小遣いもできて、夫に対してのストレスも軽くなるでしょう。
●立木ミサさん(夫婦カウンセラー)
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