日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「女性が家事をやるのが当たり前と考える夫を何とかしたい」というお悩みに、夫婦カウンセラーの立木ミサさんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
女性が家事をやって当たり前と思う夫を何とかしたい
パートをしている主婦です。
家を出る前に家の中を片付け、パート帰りには必要に応じて買い物。
帰宅後も忙しいです。
愚痴を言ったり、家事が少しおろそかになることもありますが、夫はそれが気に入らないようで、それなら辞めろと言います。
仕事は慣れてきて楽しいです。
女性が家事をやるのが当たり前と考える夫に、少しずつ変わってもらう方法はないでしょうか。
神奈川県 A・Mさん(53歳)
【おこたえ】
とにかく褒めて夫の家事能力を伸ばしましょう
A・Mさんの夫は、いままであまり家事をしないで過ごされてきたのかな?という感じがしますが、もし、そんな夫に家事参加をしてほしいとしたら、妻が夫の家事を絶賛するのが最も手っ取り早く、その後も家事に興味を持つきっかけになるかもしれません。
男性は、ギャラリーがいて、評価されると「次、また頑張ろう」と思うようです。
例えば、お風呂を洗うとか、食卓に箸を並べるとか、比較的簡単な家事をお願いしてみて、「すごいピカピカになってる!」「助かるわ~」と絶賛。
「すごい」「ありがとう」「さすが」等々で声をかけます。
本心は"そのくらいやって当たり前"と思っていても、絶賛してみてください。
「あなたもやってよ!」とストレートに言えば「だったら仕事辞めれば」と返ってくるのは目に見えています。
パートは続けたいのですから、ここは上手に夫を家事に巻き込んだ方が得策です。
老後を考えても、家事のできない夫はストレスになるので、いまのうちに教育的指導を。
家事能力の低い夫はとにかく"褒める"。
褒められた夫の家事能力は伸びていきます。
●立木ミサさん(夫婦カウンセラー)
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