「柿は柔らかい方がいいの!」他人の悪口を言わない優しい義母の言葉に引っかかる理由は...<後編>
「近くに住む義母は明るくて人の文句をほとんど言わないような人です。そんな義母との嫁姑仲はもちろん良好なのですが、最近、どうしても引っかかってしまうことがあるんですよね。それは、今が旬のフルーツの話をしていたときなのですが...」
柿とミカンの話になったら...えぇ、お義母さん、どうして?
かなり酸味が強く、私は思わず「すっぱい」と顔をしかめました。
すると、義母がすかさず「このミカンはすっぱくないよ!」とかぶせてきたのです。
「このくらいのは酸味でもないよ」と頷きながら言います。
「そうですか?」と曖昧に笑いながらやり過ごしましたが、「私にはすっぱいのにな」と心の中で思っていました。
また別の日には、義母宅にある柿の木の話になりました。
たくさんおすそ分けをいただいて、もちろん美味しかったのですが、シャキシャキした歯ごたえのある柿が好きな私は、つい「私の好みよりは柔らかかった」ということを義母に話しました。
すると、スプーンですくえるくらい柔らかい柿が好きな義母は「柔らかい方が甘くて美味しいんだよ」と一言。
好みが両極端なので、意見が分かれるのは当然でしょう。
でも私は、義母好みの柔らかい柿が、その匂いからしてだめで、何度も義母には伝えてきました。
そしてこのときもまた「私には、あの匂いが駄目なんですよね」と言い返してしまったのです。
すると「同じ柿の匂いじゃない。柔らかい方が甘みも増して絶対にいいわよ」と...ダメ出しされてしまったのです。
私には違う匂いに感じるし、硬い柿も甘くて美味しいのに...と思いながら「そうですよね」と濁して笑いました。
他人に対して「良い方に考えて受け入れようとする義母」が、どうして「私の好み」は分かってくれようとしないのだろう...と不思議で仕方がないのです。
きっと、私のことを身内と思ってくれているからで、義母に悪気はないと思います。
好みを押し付けていることにも、気が付いていないかもしれません。
そう思えるのなら私も聞き流せばいいのでしょうが、いちいち否定されているような気がしてモヤモヤします。
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