「結婚前の妻と貯金のために安アパートで始めた同棲生活。そこで待っていたのは、薄い壁越しに響き渡る隣の若夫婦の激しい喧嘩の怒鳴り声...。昼夜を問わず始まる喧嘩にどうにか耐える毎日だったのですが、ある日の深夜2時、またしても隣人夫婦の激しい喧嘩が始まって...」

激しい喧嘩を繰り広げていた若夫婦の顛末は...

思わず彼女(現妻)と寝ぼけ眼で顔を見合わせました。

「うわぁ、また始まったね」

「飽きずによくやるわ。ホント勘弁してほしいね」

なんて会話をしていたときに、なぜか突然うちのインターホンが鳴らされました。

予想外の出来事にびっくりして起きましたが、巻き込まれたくなかったので出ませんでした。

それまでに聞こえてきた隣の夫婦の会話から想像するとこんな感じだったようです。

奥さん「近所迷惑だから大きな声出さないで!」

旦那さん「そんなの関係ない! それに聞こえるわけないだろ!」

奥さん&旦那さん「よし、隣の家に確かめに行こう!」

そんな理解不能な思考回路で行動に及んだようなのです。

あまりの常識のなさに我慢ができなくなり、不動産屋に現状を訴えた結果、電話での注意と張り紙も掲示されることになりました。

その効果によるものかは分かりませんが、しばらくは大人しくなったものの、それでもやはりゼロにはならず、何日かに1回はやり合う声が響き渡りました。

不動産屋への2回目の訴えを考えていたときに、突然隣の奥さんとその母親がうちを訪ねてきました。

今までの騒動について、涙を浮かべながら謝罪をしてきました。

そして、離婚することが正式に決まり、引っ越して居なくなることを告げてきました。

文句の一つも言いたかったのですが、居なくなる人に言っても仕方がないので、形だけの激励の言葉を伝えました。

その後は、すぐに隣に引っ越してくる人も居なかったこともあり、やっと静かで平穏な生活が訪れました。

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