「中3と小6の娘たち。今でも、布団を並べて手をつないで寝ていることがあります。翌朝『仲がいいのね』と長女に声をかけると、『手をつないでって言われるの』と言います。私は『あれからずいぶんたつけど、まだ続いているんだ』と思い出すことがあるのです。6年前、我が家を襲った不幸とは...」
突然倒れた6歳の次女。病院に救急搬送され...
我が家には、長女15歳と次女12歳の娘がいます。
来年の春には中学校と小学校を卒業し、次のステップへ進んでいきます。
そんな年頃の娘たちですが、時折寝顔を見に行くと、布団を並べて手をつないで寝ていることがあります。
翌朝「仲いいね」と声をかけると、長女が言います。
「たまに手をつないでって〇〇(次女)に頼まれるんだ」
そっか。
あれからずいぶんたつけど、まだ、続いているんだなと思い出すことがあります。
それは、次女が小学校に入学したときのことです。
入学式の翌日、パジャマから着替えるときに次女の手が震えていました。
「どうした? 緊張してるのか?」
「うん。たまにこうやって手が震えちゃうんだ」
そう話す次女の顔は浮きません。
もう春なので、そこまで寒くはありませんでした。
ちょっと心配だなと思った矢先。
「パパ。助けて」
次女が倒れこみ、私はとっさに抱き寄せました。
顔を見ると、身体を震わせ白目をむいています。
「おい! 〇〇(次女)! しっかりしろ」
大声で呼びかけても返事をしません。
口元に顔を近づけても息をしていない気がします。
「ママ! 救急車!」
そして、近くの大病院へ。
検査をすると脳のレントゲンに影があり、医者からは原因はよく分からないが脳に負担がかかっているのでそれを和らげる治療をする、と伝えられました。
翌日に意識は回復しましたが、意識は朦朧としている様子...しばらく入院することになりました。
心配で、妻と日替わりでお見舞いに行きました。
その間、長女は家でお留守番。
普通の姉妹でしたので、人並みに遊びや喧嘩をしていました。
帰宅すると長女が両親を独占できるので、楽しく振舞っているようにも見えました。
そうこうしながら3週間がたち、ようやく退院の日を迎えました。
※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。

