「75歳のアクティブな義母。田舎で一人暮らしをしているため、車は生活に欠かせません。しかし、最近、軽い単独事故を2回も起こしていたと後で聞かされました。近くにはバスも通っているので、そろそろ運転をやめた方がいいと私は思うのですが、当の本人は...」
義母からはしゃいだ声で電話が...。その内容とは
「車を買い替えようと思う」と言いだしたときは、さすがに驚きました。
しかも中古ではなく、当然のように新車を買うというのだからなおさらです。
そして、その事故のせいで車の調子が悪くなった気がする、今が買い替えの最後のチャンスだと思う、と力説する義母に嫁の立場である私は異議を唱えられるわけもありません。
夫に「やんわりと止めたらどうかな。むしろ元気なうちにバスなどの公共交通機関に慣れているほうが今後楽なのでは?」と言ってみたりもしたものの、めんどくさがってのらりくらりとかわされているうちに、行動力のある義母は瞬く間に契約を済ませてしまいました。
そしていつの間にかやってきた納車の日。
義母から突然「今、家にいる?」と電話がかかってきたとき、私は仕事中でした。
「新車が来たから、いるなら今から見せに行こうかと思ってたのに残念」という義母の声に、(ああ、仕事でよかった)と内心思ったものでした。
そんな私の気持ちをよそに「やっぱり新しい車はいいわあ、何もかも最新式よ。バックモニターもついてるの!」とはしゃぐ義母。
うれしそうに話す様子に、良かったねと言いつつ、私は少し考え直しました。
最新の技術が搭載された車は、古い車よりも安全性が向上しているので、高齢者の誤発進などを防ぐ意味ではいいかもしれないな、と。
ただそうといっても、5年も経たないうちに80歳になる義母の今後を思うと、手放しで喜べずモヤモヤとしたものが胸のうちに残るのでした。
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