『食べ物のこと、よく知らずママになりました からだと心と人生が整う食選びの教科書』 (ポールズアリッサ(ありボス)/KADOKAWA)第7回【全9回】
「アレルギーや便秘、不眠、疲労感などの不調は『食』で見直すことができます」と話すのは、ポールズアリッサ(ありボス)さん。「未来の子どもたちに本物の食を紡ぐ」をテーマとする一般社団法人国際IBLPアカデミーを設立するなど、食にまつわる活動を積極的に続けています。彼女の著書『食べ物のこと、よく知らずママになりました からだと心と人生が整う食選びの教科書』(KADOKAWA)では、成分表示の見方、よく使われる原料、原材料などを紹介。添加物や遺伝子組み換え食品などに関しても丁寧に解説し、スーパーやネットでも手に入る「本物」の食品の見極め方も教えています。今回はこの本のなかから、「調味料」についての知識をご紹介します。
※本記事はポールズアリッサ(ありボス)著の書籍「食べ物のこと、よく知らずママになりました からだと心と人生が整う食選びの教科書」から一部抜粋・編集しました。
【7大調味料:塩】
地球にやさしい完全天日塩と選び方
天然塩(天日塩)は、原産地、製造産地ともに明確で、食品添加物や化学薬品を使用しない、きわめて自然に近い状態で生み出される塩です。伝統的・自然的な製法を用いており、素材本来が持つ成分を過度に高純度にしたり、除去をしたりしません。太陽の光と職人さんによる技や、多くの時間と労力がかかるため、お値段は張るように思えますが、ミネラル成分も豊富なため、少量ずつ使うことで味が締まり、料理の決め手にもなるので、本物の塩を選ぶようにしましょう。また、岩塩は天然塩の一種でもありますが、日本国内では採掘することができないため輸入品になります。ステーキ肉の味付けなど、食材本来の味を引き出す料理に合うのも特徴です。
POINT
・塩は天然塩(天日塩)がおすすめ!
・昔ながらの製法で作られた塩を選ぶ
・サステナブルなのは火を使わない完全天日塩
身近で手に入るおすすめの塩
海の精 あらしお
伊豆大島近海の海水を100%使用し、立体塩田と平釜の製法で作られた国産の塩。マグネシウム、カルシウム、カリウムといった無機栄養分を含み、ほのかな甘みとうま味、さらにコクやキレのある風味が特徴。シンプルな味付けが求められる料理にこそ、この塩の魅力が引き立つ。
原材料:海水(伊豆大島近海)
工程:天日・平釜
ぬちまーす
沖縄の宮城島近海の海水で作られた天然塩。沖縄の方言で命を「ぬち」、塩を「まーす」という。雪のように真っ白でさらさらとしているのが特徴。普通の食塩より塩分が25%も低く、21種類の世界一多様な海洋成分を含んでいることから2000年にギネス認定を受けた。まろやかなうま味。
原材料:海水(沖縄県宮城島)
工程:噴霧乾燥(独自製法)
※細かい霧を発生させて塩を作る製塩法を「常温瞬間空中結晶製塩法」といいます。
円盤を高速回転させ、海水を細かい霧にし、その霧に温風を当てると、水分だけが瞬時に蒸発、海水に溶けていた塩分とにがり(塩以外のミネラル)がすべて空中で結晶。真っ白で、海の成分まるごとの塩が雪のように降り積もります。

