モラハラ、アダルトチルドレン、ワンオペ育児。そうした現代育児の問題をすべて持つ夫と結婚してしまったら? 『うずら男〜モラハラかまって夫が人間をやめるまで〜』(KADOKAWA)は、著者の前川さなえさんが、フォロワーからの相談に衝撃を受けて描いたセミフィクション。何よりも自分を優先しろと求める夫を嫌悪しながら、家族のためにそれを受け入れてしまう妻。その姿を前川さんはどんな気持ちで描いたのか? 作品に込めたメッセージを聞きました。

『うずら男〜モラハラかまって夫が人間をやめるまで〜』あらすじ

現代家庭の問題を凝縮した「うずら男」モラハラ夫に出会った妻に救いはある?【著者インタビュー】(2)

主人公あすかの夫・和史は、交際中から独占欲が強く、男友だちの連絡先削除や位置情報の共有を要求していました。結婚してからも、あすかが予想もしないことで激しく怒り出し、「ボクが嫌だと思うことは絶対にしないで」と言うのでした。

現代家庭の問題を凝縮した「うずら男」モラハラ夫に出会った妻に救いはある?【著者インタビュー】(3)

長男を妊娠し、つわりで苦しむ妻には「そんなに辛いんなら妊娠やめたら?」と悪気なく発言。あすかは妻の体を心配しつつも子どものことを全く考えてない物言いの夫に強い違和感を抱きます。

現代家庭の問題を凝縮した「うずら男」モラハラ夫に出会った妻に救いはある?【著者インタビュー】(4)

出産後も長男の世話に追われていると「妻のくせにどうしてボクを大事にしないんだよ」と、赤ちゃんよりも自分を最優先していないとキレることも。また育児で疲れているあすかに、深夜に一緒に映画を見る「ボクたちの映画タイム」を要求するなど、謎の自分ルールを強要してくることがしばしばありました。

現代家庭の問題を凝縮した「うずら男」モラハラ夫に出会った妻に救いはある?【著者インタビュー】(5)

その後、次男を出産したあすかが赤ちゃんの世話に追われていると、「自分ばっかり甘えるなぁ!いつまでも泣いてるんじゃない」と赤ちゃんにむかって怒り出す始末。あすかは子どもじみた夫の態度に呆れ、会話も減りワンオペ育児が加速していくのでした。

現代家庭の問題を凝縮した「うずら男」モラハラ夫に出会った妻に救いはある?【著者インタビュー】(6)

長男が小学生になり、サッカークラブの体験に行った話をあすかが切り出すと、「ホントにサッカーしに行ったのか」と疑いをかけ、あすかの股に顔を近づけて「変なことしてたら匂いでわかるんだからな」と言い、あすかは夫の行動にゾッとします。