『人生が整うマウンティング大全』 (マウンティングポリス/技術評論社)第1回【全3回】

SNSの普及により、自身の充実した生活をアピールしやすくなった現代。そこでは「マウンティング合戦」があちこちで繰り広げられています。マウンティングによって精神は疲弊する。でも、マウンティングで得られる承認欲求には抗えない...。『人生が整うマウンティング大全』(技術評論社)は、マウンティング研究家として情報発信に取り組んできた著者が、マウンティングノウハウを伝えるために記した1冊。「マウンティング地獄」から脱出し、マウンティングとの正しい付き合い方を学びましょう!

※本記事はマウンティングポリス 著の書籍『人生が整うマウンティング大全 』(技術評論社)から一部抜粋・編集しました。


【マウンティングとの正しい付き合い方】「ワイン愛好家マウント」は一流こそ実践する(2)

ワイン愛好家マウント

「現代社会で繰り出されるマウンティング事例を徹底的に学び直したい」というマウンティング初心者におすすめなのが、一流の人こそ実践するマウントのパターンとレシピです。最新の動向を反映すべく、直近5年間のマウント事例を独自の方法で収集・分析。本稿ではその中から「ワイン愛好家マウント」の例文を紹介します。

「この生産者さん、とても気さくな方ですよね。シャンパーニュ訪問時には本当にお世話になりました」

Recipe... フランスなどのワイン生産者との交流をさりげなく披露することで、ほかのワイン愛好家との差別化を図る


「私自身、30年以上ワインを飲んできてブショネを体験したのは2~3回だけ。まあ、当たりクジみたいなものですよ」

Recipe... ワイン歴の長さをさりげなく見せつけることで、自分が「筋金入り」のワイン愛好家であることをアピールする


「〇〇地方の〇〇年ものは、独特の風味があって優秀ですね。以前に試したワイナリーのものに似ている気がします」

Recipe... 自宅のワインセラーの写真を見せたり、稀少なワインについて話すことで、ワイン通な自分の姿を周囲に対して強調する

【マウンティングとの正しい付き合い方】「ワイン愛好家マウント」は一流こそ実践する(3)

【解説】
高価で希少なワインを飲んでいることを見せびらかしたり、ワインに関する知識を一方的に披露するマウント。経済的に余裕のある経営者やエリートビジネスパーソンによっておこなわれることが多い。
「ワイン愛好家マウント」を展開する人の一部は、ワイン自体の味ではなく、「高価で希少なワインを並べて飲んでいる自分」という差別化された体験を味わうことに大きな価値を感じている。彼らはワインに関する細かなウンチクを語ることを好み、自身のワイン歴の長さを自慢したり、国際的な認定資格「WSET」を保有していることをさりげなくアピールする傾向がある。

【補足】
ブルゴーニュなどのワイン産地の生産者さんとのつながりを強調することで自身のワイン愛をアピールしたり、フランスやイタリアに旅行した友人に対して

「あそこのワイナリーは行った?」

などとマウント気味に質問するワイン愛好家も一部存在すると言われている。


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マウンティングポリス

「人間のあらゆる行動はマウンティング欲求によって支配されている」「マウンティングを制する者は人生を制する」を信条に、世の中に存在するさまざまなマウンティング事例を収集・分析し、情報発信に取り組むマウンティング研究の分野における世界的第一人者。「だれもが自分らしくマウントを取ることができる豊かな社会」の実現に向けて、我が国のマウンティングリテラシーの向上に努めることを人生のミッションとして掲げている。