「髪の老化」は20代後半から!? あなたの「髪の老化度」をセルフチェック/大人髪のトリセツ
違和感の正体は、S字型にうねる「老化特有の髪」だった
30代で「パサつき・広がり」「うねり・まとまりのなさ」が本当に増えているのか、私たちは20代の髪と、30代の髪を観察してみました。
同年代でも髪の状態はさまざまですから、わかりやすいサンプルとして「20代前半の健康的な髪の人と、ダメージ毛の人」「30代後半の健康的な髪の人と、ダメージ毛の人」の4つのパターンを、それぞれ比較しました。
まず、20代前半で健康的な髪の方は、シルエットが面で整って、全体的にまとまりやすく、指を通すと潤いを感じる状態です。
一方20代前半でダメージがある髪の方はというと、面で整ってはいるものの、毛先3cmにハネや絡まりが集中していることがわかりました。
それでは、30代後半の髪はどうでしょうか。
この世代になると、健康的な髪の方においても、まっすぐな髪の中に「S字型にうねる髪」が混在し始めるのです。
ここまで顕著に「うねり」は出てくる!
上の写真のような髪ですね。
30代になると多くの方に発生するこのうねった髪は、生まれつきのクセや、カラーリングなどで発生するダメージとは明らかに違うものです。
年齢とともに生じる「独特の形状」と言えるでしょう。
生まれつきのクセは、毛束全体が「面でうねる」のが特徴ですが、老化している毛の特徴は、「一本一本が独立してS字型にうねる」ことです。
髪全体に「まっすぐな髪」と「うねった髪」が混在しますから、当然面で整いにくく、指を通すとざらつきを感じます。
このS字型のうねりこそが、髪の「違和感」の正体であり私たちはこのうねり毛を「エイジング毛」と名づけました。
ちなみに30代後半のダメージ毛がある髪の方はというと、S字型にうねったエイジング毛が、パーマなどのダメージによって、「中間からカクカクと不規則に縮れた毛」に変わります。
指を通すと髪の中間からごわついて、絡まりやすく、ときにはプチンと切れてしまうこともあります。
20代のダメージが「毛先3cm」に集中するのに対し、30代のダメージは「中間から毛先全体」に広がるのも、この大規模調査からわかったことでした。
あなたの髪に、エイジング毛はあるでしょうか?
よかったら髪を触って確かめてみてください。
もし触り心地がゴワゴワしている場合、パーマやカラーリングによるケミカルなダメージのみの状態なのか、それともエイジング毛とケミカルなダメージが両方あるのか、比較的簡単に見分ける方法があります。
毛束を取り、毛先を折り曲げたあと手を離してみてください。
すぐに元に戻る場合は、髪本来の弾力が存在していて、ケミカルなダメージのみの状態です。
もし直角に折れ曲がったままなら、髪の弾力が著しく低下して、老化とケミカルダメージが共存している可能性があります。
このS字型のエイジング毛は、そのまま放っておくと、いずれどこかの段階で、より深刻な髪の老化状態に移行していきます。
最初の違和感に気づいたときに、お手入れを見直すのが理想と言えるでしょう。
エイジング毛の対策法を知るためにも、私たちは髪になぜこのようなS字型のうねりが生じるのか、ミクロの視点でも観察してみました。

