5月24日、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の次週予告が公開された。第9週のタイトルは「男は度胸、女は愛嬌？」。最大の悲劇の果て、寅子（伊藤沙莉）を待ち受けるのは......。
ある日、寅子の夫・優三（仲野太賀）のもとに召集令状（赤紙）が届く。覚悟していたこととはいえ、寅子の心境は複雑だった。「この人に何をしてあげられるんだろうか。いや、何かしてあげられたんだろうか...」。
寅子は優三に謝らずにはいられなかった。「私のワガママで、私なんかと結婚させてしまって、普通の結婚生活を送らせてあげられなくて」「あと、高等試験を諦めずに続けてくださいって、ちゃんと説得しなくてごめんなさい」。まくしたてるように謝る寅子に、目を丸くする優三。
「寅ちゃんが僕にできることは謝ることじゃないよ」「寅ちゃんができるのは、寅ちゃんの好きに生きることです」と変わらず優しい優三に、寅子は涙をこらえきれない。そして優三は、最後まで寅子を思い、戦地へと旅立っていったのだった――。
視聴者からは、「涙なしには見られなかった。最高の回」「めちゃくちゃ泣いた」「仲野太賀さんの演技が素晴らしすぎて...」「別れ際、泣きながら笑う優三さんが辛い」「朝ドラ史に残りそうな優三さんの笑顔」といった反響が続出。
余談だが、『虎に翼』の後に放送された『あさイチ』では、MCの鈴木奈穂子アナウンサーもハンカチを手に大号泣していた。
次週、ついに物語は終戦後の日本が舞台となる。寅子の目に、「日本国憲法」はどう映るのだろうか。そして戦場に駆り出された男たちの運命は......。
