マンション上層階=安全ではない。夏こそ自宅の「防犯」チェック!

pixta_21788619_S.jpg窃盗犯の侵入口は玄関と窓です

夏は、意外と空き巣が多い季節です。というのも、暑かったり日の入りが遅いため油断して、留守でも窓や玄関を開けっぱなし(網戸)にしてしまうからです。窃盗犯の侵入口はほとんどが玄関と窓です。在宅でも侵入される場合がありますので必ず玄関の鍵をかけること。その上で玄関は補助錠を2~3個取り付けましょう。窃盗犯は時間がかかることを嫌うため、複数あれば断念するからです。

次に窓ですが、大半の家の窓に付いているのがクレセント(三日月)錠。これは元々防音のため窓ガラスの密閉度を高める目的で作られたもので、防犯性が考慮されていません。ガラスを割り内側の錠を回せば、簡単に侵入できてしまうので、複数の補助錠の取り付けを。箇所は目に付かない上下2カ所を推奨します。さらに防犯フィルムを貼ったり、面格子も設置しましょう。

 
マンションの上層階も安全ではありません

気を付けたいのがマンションです。暑さもあり、上層階だと安心して窓を開放しがちですが、屋上などからロープをつって侵してきます。それにオートロック=安全ではありません。鍵を持つ住人の後につけば容易に入れ、窃盗をはじめ、犯罪の原因になります。マンションへ入る際は、怪しい人が後をつけていないか振り返る癖をつけること。またエレベーター内では知らない人でも挨拶するよう心がけましょう。顔を知られたと窃盗をやめる場合もあるからです。

さらに宅配便を装い侵入する事件も増えています。扉を開ける前に必ず宛先、差出人を確認し、該当しない場合は入れないように徹底しましょう。

基本的に窃盗犯は侵入前に必ず下見をして家の様子を探りますので、日頃から気を抜かないこと。帰宅が遅くなるときは電気をつけておいたり、ゴミ出しのときも鍵をかけましょう。

普段から近隣住民と交流を持ち、お互いの家を気にかける互助も大切です。犯人は7分以上かかると侵入を諦めるといいますので、簡単に入れないよう自助努力を。在宅時も玄関や窓の戸締まりを心がけ、心の鍵もかける=油断しないようにしましょう。

 

取材協力/山村武彦 取材・文/中沢文子 


山村武彦(やまむら・たけひこ)先生

防犯・防災・危機管理アドバイザー。防災システム研究所所長。世界中で発生する災害、犯罪などを調査、研究し、日本各地での講演、執筆活動の傍ら、大企業や自治体などの防犯や防災のアドバイザーも務める。『スマート防災』など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2018年8月号に掲載の情報です。

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