子どもの結婚は親にとっても一大事。大人になったとはわかっていても、つい口を出したくなることもありますよね。特に"授かり婚"などの事情がある場合、一体どのくらい踏み込んでもよいものなのでしょうか。
アラサーの子どもの結婚に口出しする?
先日、とある掲示板で"子どもの授かり婚"に関する投稿が話題になりました。投稿者はアラサーの息子を持つ女性。息子と同世代の彼女が妊娠し、授かり婚で入籍する予定だそうです。彼女のことをよく思っていない投稿者夫婦は、息子の結婚に賛成していない様子。しかし結婚を止める権利もなく、「やりきれない...」と心のうちを吐露しています。
この投稿に、ネット上ではさまざまな意見が。同じ世代の親からは「いい大人の2人が決めたことだから親が口出ししない方がいい」「アラサーはじゅうぶん大人だから2人に任せるべき」との声が見られました。
一方で「反対してるならそう息子に伝えるべき」「結婚したら一生のつき合いになるから、彼女さんとも一度話をした方がいいかも」といった指摘も。「息子さんも彼女さんも、ちゃんと結婚したがってるのか意思を確認した方がいい」といったアドバイスも上がっています。
子どもの結婚にどこまで踏み込んでいいか悩んでいる人も多いようで、SNSなどでは「相手を気に入らないって正直に言っていいの?」「まだ早い気もするけど本人たちが結婚したいなら黙っておくべきなのか...」との声が。「最初は反対だったけど子どもとしっかり話したら結婚の意思を納得できた」との声も上がっているので、話し合いの場を作るのも大切かもしれません。
6割以上の人が"授かり婚"に抵抗がない!?
もともと"できちゃった結婚"と呼ばれていた"授かり婚"ですが、最近では"おめでた婚"とも呼ばれ、世間の意識も大きく変わってきているようです。
過去には、ママ向け情報サイトが"授かり婚"に関する調査を実施。アンケートで「"できちゃった婚""授かり婚"はあり?」と質問したところ、67%の人が「あり」と回答しています。SNSなどでも「特に問題ないと思う」「周りにも授かり婚が多かった」との声が。結婚した子どもを持つ親からも、「子どもは授かり婚だったけど素直に喜べたよ」「時代も変わってきているので抵抗はない」と肯定的な声が見られました。
子どもの結婚をつい心配してしまうのも親心。子どもの門出の日を心から祝福できるといいですね。
文/藤江由美