何をしたらいい? 頑張り屋さんに必要な一番のストレス解消法/あなたの「しんどい」をほぐす本

人に会った後「ひとり反省会」をして悩んだり、必要以上に他人に気を遣ってしまったり...「しんどい」と感じた時は、心がラクになる考え方を取り入れてみませんか? 『あなたの「しんどい」をほぐす本』(KADOKAWA)は、心理学の観点から「自分なんて」が「自分らしく」に変わる考え方を35のテーマで紹介。今回は本書の中からテーマを厳選してお届けします。心をほぐす言葉と可愛いイラストをお楽しみください。

※本記事はPoche (著)、もくもくちゃん(イラスト)著の書籍『あなたの「しんどい」をほぐす本』から一部抜粋・編集しました。

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8 ストレス解消は人それぞれ。
「ひとりで何もしない」が必要なこともある

「夫との関係が悪く、ストレスがひどいです」

「職場に苦手な人がいて、顔を見るだけでもストレスなんです」

「何もかもうまくいかなくて、そんな自分にストレスを感じます」

カウンセリングには、このようなストレスを抱えた人たちがたくさん訪れます。旅行、買い物、ヨガ、ピラティス、心理学、自分磨き、散歩、瞑想......いろいろ試したけれど、どうしてもうまくストレスが解消できないと悩む方は少なくありません。

頑張り屋さんほど、今抱えているストレスをなんとかしようと考えたり調べたりして、「何をしたらいいのか」「どうしたらいいのか」と行動しがちです。

でも、何かをすることだけがストレス解消法ではないのですよ。

特に、これまで何かをすることでストレスを解消しようとしてきた頑張り屋さんには、「何もしないこと」が一番のストレス解消になることがあります。

そもそもストレスは、心と体の緊張。

何もせずにボーッとしたり、ゴロゴロ休んだりして、ガチガチになった心と体をほぐしてあげることが必要なケースは多いです。

さて。

何もせずに、ボーッとひとりで過ごす1日をイメージしてみてください。

「せっかくの休みなのにもったいない」と思いますか?

「なんか寂しい人みたいだな......」と感じたり、「こんな過ごし方でいいのかな」と不安になったりしますか?

実は、そんなあなたにこそ何もしない休日が必要です。

もったいないと感じたり、何もしないことに不安を感じたりするほど、これまで「何かしなきゃ」と動き続けてきたはずですから。

何もしないことに罪悪感があるなら、「何もしないこと」を予定に組み込んでしまいましょう。自分のストレス解消のために何もしないことは、何かすることと同じく立派な予定です。

誰かに約束を破られたら、悲しいですよね。

だからこそ「今日は何もしないぞ」と決めたら、自分との約束もしっかり守ってあげてください。

何もしないでゴロゴロ過ごせたなら、それは「ちゃんと約束を守った」だし、きちんと「予定をこなした」です。

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※この記事は『あなたの「しんどい」をほぐす本』(著:Poche 、イラスト:もくもくちゃん/KADOKAWA)からの抜粋です。

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