春菊の風味がクセになる! 「春菊入り鶏つくねのこしょう煮」

冬の旬野菜というと白菜や大根が真っ先に思い浮かびますが、ほうれん草やブロッコリー、春菊などの緑黄色野菜も冬においしくなる野菜です。そんな冬野菜の中で意外と使い道が分からないのが「春菊」。春菊を使うメニューとして真っ先に思い浮かぶのは鍋。最近はサラダに使うことも多くなってきましたが、ほかはあまり......。

でも春菊特有の香りの強さは、好きな人にとってはほかでは味わえないもの。もっといろいろな料理に気軽に使えればいいのに。そう思っていたら、『3分クッキング』2月号の特集「野菜たっぷり冬おかず」に、春菊のちょっと変わったメニューを発見しました。その名も「春菊入り鶏つくねのこしょう煮」。

鶏つくねに春菊を混ぜ込む発想はなかった......! しかもこの方法なら、鶏のうまみが強いので春菊があまり得意でない人でもおいしく食べられそうです。春菊にはβカロテンが豊富に含まれていて、アンチエイジングや生活習慣病予防に効果があるとされています。早速、作ってみることにしました。

粗びき黒こしょうの辛みがピリッと効いた

『春菊入り鶏つくねのこしょう煮』

春菊の風味がクセになる! 「春菊入り鶏つくねのこしょう煮」 春菊入り鶏つくねのこしょう煮_画像.JPG

材料(4人分)
春菊............2わ(200g)
 (塩少々)
肉だね
・鶏ひき肉..................400g
・塩...........................小さじ1
・粗びき黒こしょう......少々
・ごま油.....................大さじ1
・片栗粉.....................大さじ1と1/2
生椎茸............3枚
煮汁
・水...........................3カップ
・鶏ガラスープの素......小さじ2~3
・酒...........................大さじ3
・粗びき黒こしょう......小さじ1/3

作り方
(1)春菊は5mm幅に切り、ボウルに入れて塩をふり、もんで水気を絞る。椎茸は石づきを除いて薄切りにする。

(2)肉だねのひき肉に塩を加えて粘りが出るまでよく練り混ぜ、残りの材料、(1)の春菊を加えてよく混ぜる。8等分して丸める。

(3)鍋に煮汁の材料を煮立て、(2)、椎茸を加えてつくねに火が通るまで煮る。汁ごと器に盛って好みで粗びき黒こしょうをふる。

◇ ◇ ◇

春菊の香りと黒コショウの辛みで、スッキリとした中に独特の味わいが生まれていました。これは今まで食べたことのない味! でもとても食べやすく、春菊のクセが鶏の味をキリっと引き締め洗練された味にしてくれます。元々春菊が好きな筆者がおいしいと感じたのはもちろん、普段あまり春菊を食べない家族も「おいしい!」「いくらでも食べたい味」と喜んで食べてくれました。今年の冬は、春菊の消費が増えそうです!

調理・文/月乃雫

 
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『3分クッキング』2月号

ブロッコリー、ほうれん草…旬の緑野菜を大活用

大特集は「野菜たっぷり冬おかず」。ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、春菊、水菜。今が旬の5つの緑野菜が、毎日のおかずに変身します。見やすい野菜別で、ブロッコリーは炒めものからバーグやポタージュまで。ほうれん草は肉巻きやカレーに。春菊はつくねや水餃子に……と、ワンパターンになりがちな緑野菜のレパートリーが広がります。井澤由美子先生、堤人美先生のアイデアレシピをぜひお試しください。

好評連載「飛田和緒さんのひだめしの素」は「大根のだし煮」、「Mizukiのやみつき懐かしスイーツ」は「レンジチョコレートケーキ」です。

※この記事は『3分クッキング2月号』からの抜粋です。

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