朝、ひんやりと冷たい空気を感じながら、小さな庭で紅葉狩り/暮らしの晴れ間

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「小さな庭で紅葉狩り」をお届けします。

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庭の落葉樹の葉を集めました。葉が落ちると枝は裸ん坊に。見た目は寂しくなるけれど、枝の中では、静かに来年の春の準備が始まります。秋はスタートの季節でもあるのです。

ある朝、ひんやりと冷たい空気を感じながら、色とりどりの葉を並べてひとり、紅葉狩りをしました。

野山が赤や黄に色づくのを待つ気持ちは花が咲くのを待つときと同じ。

いまだけ楽しめる、幸せな秋のかご寄せです。

きれいな色はすぐに褪せてしまいます。

でも、だからこそ心に染みるのかもしれません。

有名な紅葉の名所はいくつもあるけれど、遠くまで出かけていかなくても、ね。

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庭ではこっくりと赤い鶏頭や菊が花盛り。朝、ひんやりと冷たい空気を感じながら、小さな庭で紅葉狩り/暮らしの晴れ間 2111_P004_04.jpg

野葡萄のつるを緩く丸めたリース。青や紫色の小さな実が光って宝石のようです。

【11月の定番朝ご飯】おろしたてのわさびご飯

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生わさびが手に入った日は、ちょっとぜいたくな朝ご飯。

炊きたての白いご飯に、おろしたてのわさびをのせ、かつおぶしをふって、しょうゆを垂らしていただきます。

秋から冬にかけて辛味が増してくるわさび。

ピリッとした独特の風味がごちそうです。

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取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年、愛知県生まれ、静岡県熱海市在住。幼い頃からお小遣いを全て花代に使ったという生粋のガーデナー。著書に『小さな庭に四季をつくる』(主婦と生活社)ほかがある。

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この記事は『毎日が発見』2021年11月号に掲載の情報です。

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