『ねこむかしばなし』

◆胡蝶の夢のねこ

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◆元となったむかしばなし


胡蝶の夢
胡蝶の夢は中国の戦国時代の思想家、荘子による考えです。
荘子はある日、自分自身が蝶になって羽ばたく夢を見ていました。あまりの心地よさにふと目が覚めた時、目覚めた自分の世界が現実なのか、それとも夢で見ていたあの世界が現実なのかと考えました。さらに荘子はそれを「物事に縛られることなく、自由にのびのびと心を遊ばせ生きること」に結びつけます。
そして、美しいだとか尊いだとか是か非かなんて考えはすべて些末なことに過ぎず、本当に大きな本質さえ見抜くことができれば、この世界が夢かどうかなんてこともどちらでも良いことなのだと説いたのです。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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