『ねこむかしばなし』

◆カインとアベルなねこ

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◆元となったむかしばなし


カインとアベル
昔、あるところにカインとアベルという兄弟がいました。カインとアベルは神様にそれぞれ農業で得た収穫物と牧畜した子羊を捧げます。
しかし、神様はアベルの子羊だけ受け取りました。そのことに嫉妬し、腹を立てたカインはその勢いでアベルを殺してしまいます。これは人類における初めての殺人でした。

後日、神様はカインにアベルの姿が見えないのでどこに行ったのか尋ねますが、カインは「知らない」と嘘をつきました。そしてこれも人類が初めてついた嘘と言われています。後にカインは追放処分を受け、遠く離れた土地で静かに過ごしたのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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