『ねこむかしばなし』

◆フィンとディルムッドとねこ

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◆元となったむかしばなし


英雄フィンとディルムッド
昔、ディルムッドという騎士がいました。ディルムッドは騎士として優秀な素質を持ち、忠義心に暑く、眉目秀麗かつ女性を虜にしてしまう魔法を妖精に授けられていました。
そんなディルムッドはある日、主君であるフィンの婚約者に惚れられ、そのまま恋に落ちてしまうのです。主君よりも恋人を優先したディルムッドはそのままフィンの元を逃げ出します。あのディルムッドが自分を裏切ったことに傷つき、フィンは激怒しましたが、数年後に許し、再び側に置きます。

その後、ディルムッドが瀕死の重傷を負った時、すぐに手当てをすれば助けられたものの、当時のことを思い出して躊躇してしまったフィンは、そのままディルムッドを死なせてしまったのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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