『ねこむかしばなし』

◆オデュッセウスとセイレーンなねこ

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◆元となったむかしばなし


オデュッセイア
昔、オデュッセウスという人が航海をしていたところ、セイレーンという人の頭に鳥の体を持つ怪物がいるという島の側を船が通過することになりました。セイレーンの歌を聞いた人は記憶がなくなってしまい、そのまま怪物の餌になってしまいます。
ですがオデュッセウスはその歌をどうにかして聴いてみたいと考えます。そこで自分以外の船員の耳をロウで塞ぎ、自分自身は船の帆に縛り付けて通過するという作戦を実行しました。

結果、オデュッセウスはセイレーンの歌声がする方向に進むのだと暴れたものの、何も聞こえていない船員がそのまま通過してくれたので事なきを得たのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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