『ねこむかしばなし』

◆かえるの王様なねこ

『ねこむかしばなし』 cattales53_1.webp

◆元となったむかしばなし


かえるの王様
むかし、ある国に姫がいました。
ある日、姫は遊んでいた毬を泉に落としてしまいます。姫が悲しんでいると、一匹のかえるが現れ「落とした毬を取ってくるから友達になってほしい」と言いました。
かえると約束した姫でしたが、毬を取ってくれたかえるをおいてさっさと家に帰ってしまいます。家に戻ると父である王様と一緒にあのかえるがいました。
困っていた姫を助けてくれたお礼に、と王様が食事に誘ったのです。
姫はかえるが気持ち悪く、心底嫌いでした。
そんな姫の気持ちを察したかえるが「最後に一度だけ、キスをしてほしい」とお願いします。
姫が嫌々キスをすると、かえるは魔法が解け素敵な王子の姿に戻ったのでした。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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