『ねこむかしばなし』

◆親指姫なねこ

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◆元となったむかしばなし


親指姫
むかし、あるところにチューリップから生まれた親指姫がいました。
人間の女性に育てられていた親指姫でしたが、ヒキガエルやコガネムシにさらわれ、森で一人で暮らすことになります。 冬が近づいてきたある日、親指姫は野ネズミのおばさんに助けられ、一緒に暮らし始めました。幸せに過ごしていた親指姫でしたが、ある日、金持ちのモグラとの結婚話が持ち上がります。

野ネズミのおばさんは乗り気でしたが、親指姫は結婚したくありません。すると、以前ケガを手当てしてあげたツバメが助けてくれ、一緒に南の国へ行くことになりました。
南には親指姫と同じくらいの大きさの人々が住む国があり、親指姫はそこの王子様に見初められ、幸せに暮らしました。

 
※この記事は『ねこむかしばなし』(ぱんだにあ/KADOKAWA)からの抜粋です。

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