「孫の面倒を見るのがたいへん」「50代息子がニート」etc.家族のお悩みデトックス

50代息子が、かれこれ30年間ニートです...
<お悩み>
一人息子がひきこもっています。私も夫もすでに80代。息子に自立するよううながしていますが、暴れて拒否されています。(東京都・佐藤敦子さん)

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<解決策>
ひきこもりは、家族だけで解決できるものではありません。全国にひきこもりに関する支援機関・相談窓口が用意されていますので、まずはそちらで専門家に相談を。子どもが家を出ようとしないのであれば、シニア向けマンションなどを探して夫婦だけで「出て行く」のもいいでしょう。子どものことで悩みすぎて、お母さんが心を病み、ひきこもりになってしまった例もあります。自分たちが病んでしまったら元も子もありません。子どものことよりも自分の健康を考え、心を鬼にして手を離しましょう。

息子家族と、同居したくない!
<お悩み>
コロナ禍で収入が減った次男家族が同居したがっています。でも、嫁や孫と同居する自信がありません...。(千葉県・菊池菜々子さん)

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<解決策>
次男さんは「困っているんだから、きっと親がなんとかしてくれる」と、そう信じている可能性があります。あれこれ言い分けをせず「同居なんて言語道断です」と、キッパリと断りましょう。子どもといえど、成人したら自立した大人として付き合うことが大切です。大人になるまでしっかり育て上げたんですから、「生活が苦しいのは分かりますが、あなたたちはもう立派な大人です。あとは自由に生きてください。私たちも自由に生きていきます」くらい言ってしまっていいんです。

嫁とは顔を合わせるたび、ケンカばかり
<お悩み>
気が強いお嫁さんと、まるで気が合いません。息子と孫だけで帰省してくれればいいのに!(東京都・浅野万葉さん)

<解決策>
無理して良い姑になる必要はありません。「お嫁さんとはうまくいかない。私たちに対し義理立てしないでいいので、お嫁さんに『無理に帰省しなくていいと伝えてほしい』」と、息子さんに言いましょう。ハッキリ伝えたほうが、お互いのためになります。

構成・取材・文/和栗 恵 イラスト/山村真代

 

<教えてくれた人>

女性の生き方アドバイザー
山脇由貴子(やまわき・ゆきこ)さん

横浜市立大学にて心理学を専攻。東京都の児童相談所にて心理の専門家として19年間勤務した後に独立。夫や子どもなど女性が抱えるさまざまな問題について、カウンセリングを行っている。

この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年2月号に掲載の情報です。

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