長く住み続けると家の中に「いらない物」が溜まっていくように、長く生きていると「いらない家族問題」も溜まっていくもの。ストレスを溜めて心を痛めてしまっているなら、家族のあり方を見直してみてはいかがでしょう。今回は「女性の生き方アドバイザー」の山脇由貴子(やまわき・ゆきこ)さんにお話をうかがいました。
※この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年2月号に掲載の情報です。
話し合っても無駄なことは
「関係ない」と割り切って
物理的に距離を置くことで良い関係が築けることも
大人になるにつれて増えていくものの一つが「人間関係」。
相手が友人や同僚であれば、煩わしくなったら連絡を控えればいいだけですが、相手が家族や親戚となると、なかなか関係を切ることができず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「家族だから仲良くしなければならない、そんな幻想は捨てていいんです」と語るのは、女性がよりよく生きるためのアドバイスを行っている山脇由貴子さん。
「一番に考えて欲しいのは、自身が幸せかどうかです。家族のために無理をしたり、やりたくないことをしてストレスを溜めたりするのは不幸の元。嫌なものは嫌、私ができることはここまで、と、家族であっても一人の人間として、お互いの距離を保ちましょう。同時に、自分から相手に求めすぎたり依存しないことも大切です。
こと親戚付き合いとなると、『周囲の目が気になるから...』と無理をする方もいらっしゃいますが、それで心を病んだり体調を崩したりしたら本末転倒というもの。『家族や親戚は仲良くするもの』という幻想はさっさと捨ててしまいましょう」
大人世代だからこそ、不必要な人間関係を整理することも大切なこと。これからの人生を楽しく生きるために、家族デトックス、はじめてみませんか?