パジャマを着せるだけなのに...。入浴後に服を着たがらない子どもには自分で選ばせてみよう

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その晩、パジャマをユララちゃんに選んでもらったマコさん。いつもはあんなに格闘してたのに、すぐ着てくれました。
この方法でもうまくいかないときは、ここでも選択肢。「じゃあどっちから着る?」とパジャマの上と下を見せて選んでもらいます。

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応用編として、おむつを嫌がるときもユララちゃんに「オムツの柄選んでいいよ」と選択してもらいます。すると「こっち! 」とユララちゃん。
選択してもらうって本当に大事。この方法でマコさんはお風呂のあとを乗り切っています。

華子先生のアドバイス:本人の自主性を尊重するのが大切

子どもも大人も、自分の行動を選び、決める自由があることで、満足感につながります。特に幼児期は、何でも自分でやりたい時期で、自己決定権への欲求が強いのが特徴です。モンテッソーリ教育では、「一人でできるように手伝って」という子どもからのメッセージを反映して、子どもの自主性をサポートする環境整備に重点を置いています。この時期に自己決定の機会が与えられることで、自分で自分のことができるようになり、自信がつきます。逆に、大人が先回りして選択肢や自由を奪うと、子どもは受動的になり、何をすべきか指示されるのを待つようになります。また、「どうせできないだろう」と大人がすべてをやってしまうと、子どもは親から信頼されていないと感じ、自分の能力を疑うようになってしまいます。

 
※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』から一部抜粋・編集しました。
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