部屋干し臭の原因は"あの行動"にあった。洗濯習慣改善でカビ&雑菌を撃退!

pixta_40213275_S.jpg梅雨は明けたけれど、天候は不安定。部屋干しせざるを得ないときの洗濯物の"生乾きのニオイ"、気になりますよね。抗菌剤入りの洗剤に変えてみたり、柔軟剤や加香剤を試したり......。あの手この手を尽くしても、どうにもならないあのニオイ。実は、お洗濯の習慣をちょっぴり見直すだけで改善できるものだったのです。シャボン玉石けん株式会社の石けんアドバイザー・前田博昭さんに、部屋干しのニオイ対策を伺いました。

 

部屋干しのニオイを元から断つには、カビ&雑菌対策が必須!

そもそも生乾きの嫌なニオイは、どこからくるのでしょうか?
「部屋干しの衣類のニオイは、衣類に付着、繁殖したカビや雑菌が原因。つまり、ニオイを改善するためにはカビ&雑菌対策がもっとも重要です。しかし多くの人が、香りつきの洗剤や柔軟剤、加香剤などを使った"香りづけ"による対処対策を行なっていて、根本的な解決になっていないのが現状です」と前田さん。

カビ対策として欠かせないのが、洗濯槽の洗浄です。
洗濯槽は、カビが増える条件である「温度・湿度・栄養源」が揃った場所。ただでさえ温度や湿度が高くなる梅雨の時期には、特に洗濯槽の洗浄をこまめに行わなければなりません。
とはいえ、なかなか(全く)見る機会のない洗濯槽の裏側。じつはこんなことになっています!1-1.jpg
こんなカビだらけの洗濯槽で自分や家族の服を洗っているなんて、ゾッとしませんか?

「洗濯槽の適切な洗浄頻度は、1〜2ヶ月に1回以上」と前田さん。ところが、シャボン玉石けん株式会社が、10〜70代の男女を対象に行った「部屋干しの衣類のニオイに関する意識調査」(WEB調査、調査期間:2018年5月22日〜27日、サンプル数:595人)によれば、この洗浄頻度を守っている人は19%に過ぎません(図1)。それどころか、「洗浄したことがない」という人も同程度。洗濯槽の洗浄が軽くみられていることがよくわかります。

図1:洗濯槽を洗浄する頻度はどのくらいですか?1.jpg
また、意外なところでは、洗濯前の衣類等の誤った保管方法も、悪臭の原因となります。
「どうせ洗濯するのだから」という思いから、洗う前の洗濯物の管理にはいい加減になってしまいがち。ですが、洗濯物を湿った状態のまま洗濯機や洗濯カゴに放り込むと、雑菌が繁殖しやすくなり、嫌なニオイが発生するのだとか。同調査によれば、こういった"カビが繁殖しやすい状態"で保管している人は、実に74%にも上ります(図2)。

図2:湿った洗濯物はどのように保管していますか?2.jpg
いかがでしょう。これまで何気なく行っていたことが原因だったとは......。ドキッとした人も多いのではないでしょうか? ニオイを元から断つために、お洗濯習慣の改善ポイントをご紹介しましょう。

 

今日からすぐ実践できる! 洗濯習慣改善ポイント

改善ポイント1:洗濯槽はこまめに洗浄する
洗濯槽の掃除には、洗濯槽クリーナーを使います。洗濯槽クリーナーには様々な商品がありますが、ここではシャボン玉石けんの「洗たく槽クリーナー」を使った方法をご紹介します。 洗濯機に30〜40℃のぬるま湯を高水位まで給水し、洗たく槽クリーナーを1袋投入。3〜4分撹拌した後、3〜4時間つけ置きします。最後に標準コースで1サイクル運転したら完了です。
ポイントは、1〜2ヶ月に1回を目安に行うこと。こまめな洗浄がカギです。3.JPG
つけ置きすると、黒カビがごっそり浮き出てきます。量が多い場合はゴミ取りネットですくいましょう。

ちなみに、前田さんによると「洗濯槽内に湿気がこもると菌が繁殖するため、洗浄後はフタを開けたままにしておきましょう。もちろん普段の洗濯後も同じです」とのこと。使用中以外、フタは開けておくのが基本ですね。

 

改善ポイント2:洗う前の洗濯物はできるだけ広げて保管する
間違った保管方法としてよくあるのが、洗濯機を洗濯かご代わりに使い、汚れた洗濯物をそのまま放り込んでしまうというもの。洗濯槽内についたカビの胞子が洗濯前の衣類にうつり、汗やアカを栄養源にして増殖してしまいます。洗濯前の衣類は、必ず洗濯かごに保管しましょう。
また、洗濯かごを使用しているからといって油断は禁物。濡れたタオルなどを丸めたまま保管しておくと、菌が繁殖しやすくなります。洗濯するまでの間は、下の写真のようにできるだけ広げた状態で乾燥させておきましょう。4.jpg
改善ポイント3:洗濯後はできるだけ短時間で乾かす
洗濯後の衣類に湿気が長く残っていると、残った汚れをエサにして雑菌が繁殖し、生乾きのニオイの元になります。短時間で乾かすために、室内でもできるだけ空気の通りが良い場所に干すことが大切。カーテンレールなどでなく、室内用の物干しを使って、部屋の中央に干すといいでしょう。近くで扇風機を回して風を当てたり、除湿機を使用したりすると、より早く乾きます。5.jpg
いずれも、すぐに実践できる簡単なものばかり。さっそく今日からトライして、部屋干しのニオイにさよならしましょう!

 

次の記事「食中毒にもカビにもこれひとつ! 今すぐ実践したい酸素系漂白剤スーパー活用術」は近日公開。

 

取材・文/さいとうあずみ


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<教えてくれた人>
前田博昭(まえだ・ひろあき)さん

シャボン玉石けん株式会社営業本部マーケティング部石けんアドバイザー。平成21年より工場見学担当として、工場案内や無添加石けんの製造工程の説明、石けん講話などを行う。現在では、工場見学の他にも、全国各地の消費者団体や学校の環境教育への石けん講師として招かれ、無添加石けんの環境や肌へのやさしさ、石けんの上手な使用方法、シャボン玉商品を使ったナチュラルクリーニング方法などをわかりやすく説明している。

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